宮沢りえの『Santa Fe』(朝日出版社)など数々の写真集を手がけてきた日本を代表する写真家・篠山紀信さんが1月4日、老衰で亡くなった。83歳だった。
死去を受け、芸能界では多くのタレントが撮影時の思い出を回顧しながら追悼している。
そんななか、話題を呼んでいるのは篠山さんの「脱がせ屋」としての手法だ。
「2018年の雑誌『UOMO』(集英社)の連載企画では、田中みな実のセミヌードを撮影しているのですが、田中は撮影の様子をバラエティ番組『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)で暴露しています。それによると、彼女は撮影の際、篠山さんからバストトップに着用していたニップレスを『邪魔だから』と取るように提案されたそう。大事な部分が見えてしまうため、田中も最初は抵抗したものの最終的に根負けして外してしまったといいます。同様に、橋本マナミも過去のインタビューで撮影中に篠山さんからニップレスや下着を『すべて取ってくれ!』と指示されたことを明かしていますが、篠山さんの撮影では“全裸”で“2人きりの撮影”が基本。世に出せないお宝カットがバンバン撮影されていたと思われるが……」(芸能関係者)
しかし、篠山さんの撮影スタイルは一方で「闇」をはらんでいたとも噂されてきた。
「話題を呼んだのは、かつてグラビアアイドルとして活躍し、現在は舞台女優としてなど活動する杏さゆりの告発です。2018年に出演した『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)にて、グラドル時代の撮影で大物カメラマンから受けたセクハラを暴露。事前の打ち合わせで脱がないことを確認したにもかかわらず、撮影当日、用意されていた衣装が全てほぼ裸同然のシースルー。杏は身を守るために衣装の下にヌーブラや持参した下着を着けていたものの、“脱がすことで有名”だったその大物カメラマンは、脱ぐことに抵抗し続ける杏に怒り、下着を取ることを要求。結局、杏が大泣きして、結局その撮影はなくなったといいます。
杏さゆりが告発したカメラマンの名前は不明だが、時代を切り取る大物カメラマンたち。数々の傑作を世に送り出した功績に疑いはないが、本人の合意を得ない強引な脱がせ方は今現在、令和では通用しなかったかもしれない。