KinKi Kids堂本剛

 2014年の芸能界は年始早々にお笑いコンビダウンタウン松本人志が「週刊文春」(文藝春秋)の報道を受けて芸能活動を休止するなど、早くも大揺れの様相を呈している。

 そうした中、昨年に創業者のジャニー喜多川氏による性加害騒動が世間を震撼させた旧ジャニーズ事務所に関しては、年末年始にかけて所属タレントによるかつてないほどの結婚&熱愛ラッシュが話題を集めている。

1月11日に人気デュオ・KinKi Kidsの堂本剛が人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子と、同月16日に人気グループ・KAT-TUN中丸雄一日本テレビの元アナウンサーの笹崎里菜さんとの結婚を発表したのは記憶に新しいところだが、スポーツの芸能担当デスクはこう語る。

「他にも、元旦にKAT-TUNの亀梨和也とフリーアナウンサーの田中みな実との真剣交際を複数のメディアが伝えたほか、NEWSの小山慶一郎もかねてから交際が取り沙汰されていたAAAの宇野実彩子と、WEST.の桐山照史も元バレーボール女子日本代表の狩野舞子との年内結婚の可能性をスポーツ紙に報じられました。加えて、昨年末にはKing & Prince高橋海人有村架純との真剣交際を、今月17日にはSexy Zone中島健人が元E-girlsの鷲尾伶菜との熱愛&海外旅行を女性誌にキャッチされる“異常事態”です」

 ジャニーズ帝国といえば、ほんの数年前まで「結婚は1グループ1人まで」などといった“暗黙ルール”の存在まで取り沙汰されたほど所属タレントの結婚&熱愛沙汰はタブー視されていた。
そのことを鑑みればもはや隔世の感すらあるが……。

「かつてのジャニーズ事務所は所属タレントの熱愛報道については完全スルー、取材に対してノーコメントが基本スタンスでしたからね。それがキンプリの高橋の件にしろ、亀梨の件にしろ所属事務所サイドが熱愛報道を否定していないところに当時を知る人間としては一番の違和感を覚えますよ。

これもタレント本人の自主性をより重んじるとされる、新事務所・STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)の福田淳社長の方針なのかもしれません。ただ、正直な話、『ファンからは疑似恋愛の対象としてのニーズもあるアイドルを扱う事務所として、こうもあっさりと私生活の恋愛沙汰を認めてしまうのはどうなんだ?』と疑問を抱く同業者も多いようです」(前出のスポーツ紙のデスク)

 もっとも、所属タレントの熱愛報道に対する事務所サイドの対応の成否とは別に、今後も旧ジャニーズ事務所の人気タレントのスキャンダル報道は増えるだろうというのが業界内の大方の見方という。

「旧ジャニーズ事務所のマスコミに対する影響力の低下に加えて、メディアにもパイプを持つ芸能界の重鎮たちの中には、以前から旧態依然とした芸能界に批判的な発言を口にしていた福田社長に対して、不信感や嫌悪感を抱いている者も少なからずいますからね。福田社長体制が本格化する今後は恋愛スキャンダルに限らず、旧ジャニーズ関連の記事が世間に話題を振りまくことになりそうです」(別の芸能事務所のマネジャー)

 社名や体制が変わっても旧ジャニーズ事務所からは今年も目が離せなさそうだ。