1月26日にスタートした阿部サダヲ主演連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の初回が、平均世帯視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。これにより、今期の民放GP帯の連ドラがようやく出そろった形だが、現在一部ネットユーザーの間で「初回視聴率がわからないドラマがある」と話題になっている。
連ドラの視聴率は、これまで初回に限らず数字がわかり次第、スポーツ紙などが即日報じるのが通例。その理由は、昔も今も視聴率に関する記事は関心を集めやすいからだ。
実際、今期も西島秀俊主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)が初回11.4%で好発進し、その後も最新回の第3話まで2ケタをキープしていることなどが、複数のメディアで取り上げられている。
しかし、21日にスタートした福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』と、23日スタートのなにわ男子・道枝駿佑主演『マルス-ゼロの革命-』(共にテレビ朝日系)の初回視聴率に関しては、29日現在までに報じられておらず、ネット上では「なんで?」と道枝ファンを中心に疑問の声が上がっている様子。
『マルス-ゼロの革命-』『アイのない恋人たち』の初回視聴率は?
そして、その数字をあっさり明かしてしまうと、『マルス-ゼロの革命-』初回の平均世帯視聴率は5.7%、『アイのない恋人たち』は初回4.4%なのだが、これをスポーツ紙が報じないのはなぜなのだろうか……。
考えられる理由は主に2つで、1つ目はテレビ局やキャストの事務所側から「取り上げないで」と頼まれた可能性。2つ目は、視聴率が低いことから、テレビ局や芸能事務所に対しメディア側が忖度し、“見なかったこと”にしている可能性だ。
確かに、『アイのない恋人たち』が放送されている朝日放送テレビ制作の“日曜夜10時”枠は、昨年4月の新設以来、低調続き。局としても「あまり数字に触れられたくない」というのが本音だろう。
一方の『マルス-ゼロの革命-』も、前クールに同枠で放送されたTOKIO・松岡昌宏主演『家政夫のミタゾノ』第6シリーズが初回9.1%だったのに加え、昨年7月期に同作で放送された伊藤沙莉主演『シッコウ!!~犬と私と執行官~』も初回9.6%を記録していたため、『マルス-ゼロの革命-』の5%台は不振が際立っている。
キャストだけが不振の理由ではないことは明らかだが、それでも主演である道枝のイメージダウンにつながりかねないことから、SMILE-UP.(旧・ジャニーズ事務所)の御用メディアがあえて取り上げていない可能性もありそうだ。
“死に枠”とも呼ばれる低調枠で放送中の『アイのない恋人たち』はさておき、初回から不穏な空気が漂う『マルス-ゼロの革命-』。
なにわ男子・道枝駿佑主演ドラマ解禁も…KinKi Kids“視聴率20%超”作に「そっくり」 なにわ男子・道枝駿佑が2024年1月期の連続ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)で、ゴールデン帯連続ドラマ初主演を務めることが今月23日にわかった。道枝は人...