松岡修造、北斗晶、前園真聖、丸山桂里奈、村上佳菜子など、タレントに転身して活躍する元スポーツ選手は多いが、その枠にまたひとり新たなスターが誕生しそうだ。現役時代、飛び抜けた身体能力を武器に大活躍した元阪神の糸井嘉男が、さまざまなバラエティ番組に出演。
「糸井は2004年、日本ハムに投手として入団し、その後野手に転向。走攻守すべてにおいて極めて高い能力を持ち、首位打者1回、盗塁王1回、ゴールデングラブ賞7回など、数々のタイトルを獲得しました。しかし野球ファンの間で、ある意味プレー以上に有名だったのが、“宇宙人”とも呼ばれた度を超えた天然ぶりです。『契約更改の時にハンコを押そうとしてリップクリームを出した』『先輩に“ノーコン”と言われ、シャツを見せて“黒ですけど”と答えた』『視力が1.0なのにレーシック手術を受けた』など珍エピソードは数知れず。その能力は『踊る! さんま御殿!!』『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)といったトークバラエティでも遺憾なく発揮され、一方では『炎の体育会TV』『冒険少年』(TBS系)など、体力系バラエティでも持ち前のパワーと運動神経で抜群の存在感を示し、目下タレントとして大注目の存在です」(週刊誌記者)
糸井は2022年に引退したが、その翌年に阪神が優勝したため、「もう1年やったら良かった」という鉄板の持ちネタも発生。
「元野球選手のタレントは、板東英二、定岡正二、パンチ佐藤らに始まり、数限りないほどいますが、近年は長嶋一茂、杉谷拳士、斎藤佑樹など、現役時代の実績がイマイチの人ばかり。選手として圧倒的な成績を残し、芸能界でも成功した人は意外といません。しっかり現役時代の話ができる点では糸井は圧倒的に強い。何せWBCで4番を打ったことがある選手ですからね。参考になるのは、目下バラエティに出まくっている元サッカー日本代表の槙野智章でしょう。
ただ、そんな糸井にも敵がいないわけではない。
「昨年限りで引退した元巨人の松田宣浩が、少しずつバラエティに出始めましたが、彼は糸井に負けず劣らずの、球界きってのド天然。松田は現役時代、ホームランを打った後の『熱男~~』というパフォーマンスが有名でしたが、助っ人外国人から『チョットアタマバカ』と言われたり、ケガをして酸素カプセルを勧められ、傷めた右手だけ酸素カプセルに突っ込んだり、ホームランを打った球種を聞かれて『白いボールでした』と答えたり、数々の伝説を残しています。
現役時代の実績がこれだけ卓越していれば、ゆくゆくは指導者の道を歩む可能性もあるが、ド天然のコーチに教えられる選手の気持ちも考えれば、タレントでいる方が球界のためかも!?