相葉雅紀

 フジテレビが3月4日、4月期改編説明会を行い、SMILE-UP.(旧・ジャニーズ事務所)所属タレントの冠番組4番組が終了すると発表。ネット上では、ファンから悲痛の声が相次いでいる。

 3月で終了するのは、KinKi Kidsの『KinKi Kidsのブンブブーン』(土曜午前11時21分~)、TOKIOの『トキタビ』(土曜午前10時53分~)、Hey! Say! JUMPの『いただきハイジャンプ』(土曜午前10時25分~)、SUPER EIGHTの『SUPER EIGHTの あとはご自由に』(月曜深夜0時55分~)の4番組。

 加えて、嵐・相葉雅紀がメインで出演する『木7◎×部』(木曜午後7時~)は、『相葉◎×部』に改題して土曜午後4時30分~の関東ローカル枠へ移動し、これまでの1時間番組から30分番組に縮小するという。

 一方で、昨年10月にスタートしたSexy Zone菊池風磨シソンヌ・長谷川忍が司会を務める『何か“オモシロいコト”ないの?』(月曜午後11時~)は、4月以降も継続。

 『いただきハイジャンプ』が終了するHey! Say! JUMPに関しては、同局が「深夜枠で新番組を立ち上げるため準備中」だと明かしており、フジは生産性のある番組を今まで以上に精査した上で、SMILE-UP.所属タレントを起用していこうとしているのかもしれない。

SMILE-UP.冠番組終了に「判断基準を説明してほしい」

 なお、同説明会で「性加害が影響しているのか」と問われると、フジは、「性加害報道に対する問題は、我々としても重く受け止めている。スポンサーさんも関わってくる」と言及しつつ、「編成はいろいろな観点から総合的に判断して決めている」と説明した。

 同事務所の冠番組が4つも終了するという事態に、ネット上では「『ブンブブーン』と『いたジャン』終わるのつらすぎ……。

土曜の楽しみがなくなっちゃう」「こんなに人気あるのになぜ打ち切るのか、判断基準を説明してほしい」などと、さまざまな反応が見られる。

 『SUPER EIGHTの あとはご自由に』にいたっては、2月に『関ジャニ∞の あとはご自由に』から改題したばかりで、改題時には公式番組SNSが「ここからさらに続く新たな物語にワクワクしてます 地上波番組の枠を超えたいろんな面白いことを一緒にチャレンジしていきましょう」と投稿していただけに、「ずっと続くと思ってた……」と衝撃を受けたファンもいたようだ。

『相葉◎×部』のローカル落ちは、打ち切り前のワンクッションか

 さらに、『トキタビ』も『TOKIOカケル』の後継として昨年10月にスタートしたばかりだが、同局に限らずテレビ業界では番組の打ち切りを検討する際、「いきなり終了して角が立つのを避けたい」などの理由から、いったん関東ローカルに格下げしたり、放送時間を縮小させるといった“ワンクッション”を挟むケースがある。

 今回、『相葉◎×部』のローカル枠への移動について、フジは「いったん土曜の夕方の30分枠に移動して、伸び伸びとやってもらい、番組の足腰を強くして、いつかゴールデンに帰ってきたらいいなという狙いです」と説明しているものの、どの程度の望みがあるのか気になるところだ。

 先月、NHKが所属タレントが出演する8番組(ラジオ含む)を3月で終了すると発表し、ファンに激震が走ったばかりのSMILE-UP.。今年は、テレビ業界とSMILE-UP.の関係が大きく変わるかもしれない。