近藤真彦(写真/Getty Imagesより)

 マッチこと歌手の近藤真彦が3月31日、東京・日比谷野外音楽堂で、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)時代に『たのきんトリオ』でともに活躍した、盟友のギタリスト・野村義男と『MASAHIKOとYOSHIO 野音 Live 2024』と題したライブを開催した。

 報道をまとめると、公演前に囲み取材を行った近藤。

4月1日からは古巣が『STARTO ENTERTAINMENT』として本格始動するが、「中のことはわからないから、ファンの皆さんと一緒だよ」としつつ、所属タレントの“元長男”として「成功してもらいたいっていうか、それしかないよね」と後輩たちにエールを送ったという。

「旧ジャニーズの藤島ジュリー景子前社長が昨年5月14日に謝罪動画を公開後、マッチは古巣を批判、古巣に対して拳を振り上げた形になった。ところが、その後、取材対応する度に古巣に対してコメントするものの、肝心なジャニー氏の性加害に対する発言は控えていた。つまるところ、批判発言がないまま、約1年間引っ張った挙げ句、あっさり拳を引っ込めることになってしまった」(芸能記者)

 ジュリー氏の謝罪動画公開直後の昨年5月14日、大分県内で取材対応した近藤は、「本当に言いにくいんですけど、ウソは駄目だなって。こうなったら正直に全てをしっかり話さないと世の中の人は許さないと思う」「じゃないと、納得しない人が多いと思う」などと苦言を呈している。

 そしてジュリー氏、東山紀之新社長らは昨年9月に会見。

その会見直後、近藤は神奈川県内の警察署で1日署長を務めることに。その際、報道陣から古巣の問題を聞かれ、「いろいろ考えてきたんですけども、まあ、いつかはね、そういう話をさせてもらう時期が来るのかなと思ってますけども。まぁ、今日のところは」と濁したものの、何らかの“真実”を暴露する可能性を示唆したのだが……。

「その後、地方公演や海外公演でわざわざ各スポーツ紙の記者を呼び込み、公演前には囲み取材を行ったものの、結局、“匂わせ”だけでまたまた引っ張る結果に。その時点で、初めから話す気がなかったのではと、記者連中は思っていた」(同)

 そうしているうちに、3月に最終回を迎えたTBSドラマ『不適切にもほどがある!』内で、近藤に憧れ過ぎる磯村勇斗演じる「ムッチ先輩」がブレイク。近藤は2月に自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組でその存在に注目していることを明かし、日比谷公演のライブ前に取材でも言及。

「すごく周りから言われるよ」と笑いながら周囲の反響を明かし、「今日、花が届いていたよ」と番組側からライブ開催を祝う花が届いていたと報告した。

「マッチは自身の不倫報道で活動休止処分を受けていた21年4月末、古巣を退所。そんな経緯もあって、昨年5月の古巣に対する発言で批判を浴びることになった。ただ、自身のソロとしての歌手活動は順調で、ムッチ先輩のおかげで自身のイメージ&知名度がアップ。そんな状況で古巣に対してネガティブな発言は『マイナスにしかならない』と計算済みで、“幕引き”を図ったのだろう。そういう計算高さは昔からあった」(レコード会社関係者)

 もはや、近藤の口から古巣の真実を語られることはないのだろうか。