小室圭さん(写真/Getty Imagesより)

今週の注目記事・第1位「小室眞子さん プール付き高級マンション新居で引きこもり『圭さんとの亀裂』」(『女性セブン』4/18日号)
同・第2位「大谷翔平の強欲代理人(ネズ・バレロ)が不動産会社『デコピン』を設立していた!」(『週刊文春』4/11日号)「なぜ『大谷翔平』を裏切るほど『一平』は深みに…『水原家』三代『賭博』の源流」(『週刊新潮』4/11日号)
同・第3位「一族で資産1600億円! 小林製薬の“猛毒会長”」(『週刊文春』4/11日号)「『小林製薬』の元凶は強欲会長」(『週刊新潮』4/11日号)
同・第4位「LINEヤフーの暗部」(『週刊文春』4/11日号)
同・第5位「英BBCが続編 旧ジャニ性加害社員が小誌に明かしていた手口」(『週刊文春』4/11日号)
同・第6位「学校も入試もリスキリングも…『教育』を支配する『ベネッセ』の禍」(『週刊新潮』4/11日号)
同・第7位「独占120分 吉本興業元特別顧問“ドン”中田カウスが語る『松本はアウトやて』」(『FRIDAY』4/19日号)
同・第8位「LE SSERAFIMカズハの“許されざる”真剣交際」(『週刊文春』4/11日号)
同・第9位「壇蜜『ギャラ未払は数百万円』所属事務所『破産』真相を独占告白」(『FLASH』4/16日号)
同・第10位「中央大学法学部を卒業 松田聖子 兄との和解とバリアフリー」(『週刊文春』4/11日号)
同・第11位「『ライドシェア』発車オーライか否か 現役ドライバーに聞いてみた」(『週刊新潮』4/11日号)

 今週はポストと現代がお休み。早速いこう。

 私は一般ドライバーがタクシーに参入する「ライドシェア」には否定的だ。

 ドライブテクニックはもちろんだが、マナーが心配だ。我々の現役時代、雲助タクシーというのが跋扈した時代があった。

 あのマークのタクシーにだけは乗るのをよそうという車がいくつかあった。

 4月1日から限定だが解禁された。そうなるとは限らないが、走りながら客を見つけるのは高等テクだから、交通事故が増えるのではないか、心配は尽きない。

 新潮は、現場のタクシー運転手にインタビューしている。さる大手タクシー会社のドライバーはこう話す。

「今度から運転するドライバーというのは、要するに二種免許を持っていないわけじゃないですか。例えば“鋭角”って知ってます?」

 これは二種免を取得する際に要求されるY字形の狭い路を切り返す試験のことだそうだが、

「これが難しくて自分も7回落ちました。運転上手い人でも2,3回は落ちるって言いますよ。(中略)でも“一種免”の人はこういう技術ないでしょ。

事故率増えると思うな……」

 乗務員が加盟する全国自動車交通労働組合連合会の担当者はこういう。

「懸念しているのは、健康管理の点です。ライドシェアの場合、リモートでアルコールチェックをしますが、それでは、健康状態や疲労度までは伝わらない。また自家用車の安全性も気にかかります。タクシー事業者の車であれば、厳しい基準で管理されていますが、それに比べてどこまで点検が行き届くのか」

 さて、先週は山本モナが猛勉強して弁護士を目指していると紹介したが、今週はあの松田聖子(62)までが、中央大学法学部の通信教育課程を卒業したというのだ。

 猛女たちはなぜに法学部を目指すのか。

 2020年に聖子は入学したという。高校は私の家の近くにある堀越学園だったが、多忙のため高校生らしいことはできなかったため、学生生活に強い憧れがあり、大学に通い始めたそうだが、その間に娘の神田沙也加が亡くなったこともあり、悲しみを忘れるためにより励んだという。

 21年には資産価値5億円といわれる世田谷の豪邸をリフォームし、“一卵性母子”といわれる母親の一子のためにバリアフリーにしたそうだ。

 それに、沙也加の個人事務所の社長をやっていた聖子の兄の光久とも、一時断絶状態だったが、こちらも雪解けしたそうだ。

「生涯アイドル」を目指す聖子に、意外な一面があったのだな~。

 松田聖子は“菩薩”になるかもしれない。

 お次は、FLASHが、壇蜜(43)が所属している事務所が潰れ、数百万のギャラが払われていないと報じている。

 その事務所はフィットというそうで、突如破産手続きを開始したという。

「同事務所はグラビア界の超名門。吉木りさ、杉原杏璃を筆頭に、多くのグラビアアイドルを抱えていました。一方で、業界内では数年前から資金繰りに苦しんでいると噂されていました。円満な“解散”ではなく破産を申し立てたということは、多くの債務が残っているのでしょう。

芸能事務所で典型的な“債務”とは、ギャラの未払いです」(芸能記者)

 面白いのは壇蜜がラジオ出演を終えてからの行動だ。

 電動自転車に乗って銭湯へ行き、2時間以上サウナと入浴を楽しんだというのだ。

 その後で直撃された壇蜜はこう答えている。

「けっこうショックでした」といっているが、もらっていないのは100万~200万円程度だそうだから、彼女にとって致命傷になるということはないのだろう。

 一時期、ペットを次々に失い、それがすべて自分のせいではないかと思いつめ、入院したこともあったというが、

「とりあえず今年の目標は再入院しないことと、カレンダーの発売です。吹っ飛んだ事務所のことで腐らず、前を向きたいと思います」

 といっている。

 

 40代の女盛り。あなたのSEXYグラビアで萎えた中年男たちを奮い立たせてくださいな。

 文春によれば、ガールズグループ「LE SSERAFIM」のカズハ(20)が、3月17日(日曜日)午後11時、後部座席に人待ち顔の男性が座るハイヤーに乗りこんだという。

 ちなみに、カズハが所属しているのはBTSを擁する韓国の芸能事務所「HYBE」だという。日本人としては元NKT48の宮脇咲良と2人だそうだ。

 気になる先の男性とはだれか。

 彼はやはり「HYBE JAPAN」に所属するボーイズグループ「&TEAM」のK(26)だそうだ。

 2人は一時「禁断の交際関係」にあったというのだが、社内で2人の関係がバレてしまったそうだ。周囲からデビュー間もないからと別れるように説得され、泣く泣く別れたというのだ。

 だが、好き合ってる2人を引き離すことはできない。去年の秋ごろには、事務所に内緒で付き合い始めたそうである。

 そこで、日本で“密会”するようになったようだ。

 若い二人だから、周りが別れろ別れろといえば、より燃え上がるのは致し方ない。大目に見てやってよ「HYBE」さん。

 お次はFRIDAYから。

 中田カウス(74)という人間は、一時期、吉本興業のフィクサーと呼ばれ、山口組の幹部たちとも親交があったといわれる伝説の漫才師であった。

 その中田にFRIDAYが松本人志“事件”についてインタビューしている。

 中田はこういう。

「僕はアイドル漫才師として世に出て、どれだけ女の子に応援してもらったか。相棒も遊び人だったけど、僕らコンビは絶対客に手をつけなかった。それが師匠の教えでもあった。松本はアウトやて、本当に客、素人に手をつけたのであれば」

 こうもいう。

「芸人なら、相手を気遣うということが大事なんですよ。素人の子と揉める。これはもう最低やわ」

 そして批判の矛先は、松本人志のかつてのマネージャーで、吉本興業のドンとまでいわれた大崎洋元会長に向けられる。

「今回の松本の件で大崎は『遠くから寄り添うしかない』と言ったでしょ。『ダウンタウンを育てたのは俺や』とか言ってるけど、遠くから寄り添うのは親じゃない。何もしてあげられなくても、ずっとそばにおってやるのが親でしょ。だから大崎は育てたのではなく操ってたんでしょう。以前にも新聞で『吉本興業での45年はダウンタウンがおったからや』と言ってたけど、ほんまにダウンタウン以外誰もおらんかったのか。『漫才せんでもいい』とダウンタウン世代に向けて大崎が言ってる間に一生懸命、劇場で漫才をやってた芸人たちが、今の吉本を支えてるんじゃないですか」

 現在、吉本興業の岡本昭彦社長は、大崎と距離を置き、松本人志切りを始めているように思う。

 岡本に寄り添い、大崎勢力排除に動いているのが中田カウスかもしれない。この記事を読んでそんな気がした。

 いずれにしても松本人志は、文春を訴えた裁判で吉本興業の支援を受けられそうにない。孤立無援。そんな状況ではないのか。

 さて、ベネッセというのは岡山県で「株式会社福武書店」として中学向けの図書や生徒手帳などを販売する会社だった。

 だがそれが今では、教育事業や介護施設も運営するコングロマリット企業になった。

 特に教育分野では、国と結びつき、教育政策まで左右しかねないといわれる。だが、そこに問題はないのか。

 新潮が、そこに切り込んでいる。

 東京大学文学部の阿部公彦教授はこう指摘している。

「ベネッセは通信教育や塾などの事業を核としています。そんな企業が大学入試市場を独占してしまっては、“入試の作成者自身がその対策講座を提供できる”という構図が生まれてしまう。こうなれば、他社ではなくベネッセの講座に人気が集中するのは当然のことで、公平性の観点からもおかしいのは明らかです」

 さらにベネッセでは、大学入試の旗振り役である中央教育審議会の会長を務めていた安西祐一郎がベネッセ内にオフィスを構える、教育端を歩んできた元政治家も取り込むなど、文科省関連の人間たちの天下り先にして、その関係を深めているというのである。

 そのために学校側もベネッセにへつらうところが多く、教育と名のつくところにベネッセありという有様だというのである。

 阿部教授はこう憂える。

「公教育が一民間事業に支配されているとなると、多様性の観点からも大きな問題であると言えます。しかも、それが国とベネッセの都合で起こっている事態だとしたら、両者によってつくられる教育の内容は、本当に我が国の未来を考えて作られたものなのか、とさえ疑いを持ってしまいます」

 この問題は、新聞などが取り上げ、議論するべき大問題である。新潮に触発されたどこかの新聞が大々的にやらないだろうか。

 それこそ怠慢である。それともベネッセが大口のクライアントなのだろうか。

 3月30日に放送されたBBCのジャニー喜多川追及続編『捕食者の影 ジャニーズ解体のその後』で、東山紀之社長がインタビューに答えていた。

 その中で東山は、喜多川以外に事務所のスタッフ2名がジュニアたちに性加害していたことを認めた。

 一人は50代の男性で、文春で、担当したグループのメンバー同士が性行為をしたと話していたのを聞き、自分も「エッチしよう」といって、口腔性交を行ったと告白していた。

 いま1人は、約30年在籍していたベテランマネージャーで、東山の担当も10年ほどしていた男性。

 インタビュアーから、そのことを警察に通報するなど刑事手続きをしないのかと問われた東山は、「考えておりません」と答えた。

 BBCのプロデューサーのメグミ・インマンは「納得いかない」とこう話す。

「彼らには若い才能である子供をケアする責任と義務がある。加害者を警察に報告する法的権利がないと言うのは、彼らが負っている義務について、大きな誤解をしていると思います」

 このインタビューの中で最大の嘘だと思うのは、インタビュアーが、「あなたもジャニー喜多川の性加害を受けたか?」と問うたのに、「僕自身は全くない」と答えたことであろう。

 ジャニー喜多川に寵愛されたという東山が、「何も知らない、」「自分は潔白だ」というのは無理があると思うからだ。

 文春にやってもらいたいのは、東山から性加害を受けた元ジュニアの衝撃告白である。

 もしそれが出てくれば、東山も「SMILE―UP.」もすべて潰れることは間違いない。

 ところで、LINEというのは、私も使っている。家族とのやり取りの電話や、写真の交換など、無料で便利なツールではある。

 しかし文春は、LINEとヤフーが統合された日本最大のコミュニケーションインフラは、韓国の「NAVER」が実質的な親会社だと指摘する。

 さらに文春によれば、再委託先は中国企業の「LINEチャイナ」で、ここの従業員が、LINE利用者の個人情報にアクセスできる状態にあったというのである。

 親会社の韓国企業が日本の利用者の個人情報にアクセスできるだけではなく、中国もアクセスして情報を取り込むことができるというのは、たしかに、企業や政治家たちにとっては「国家機密が漏洩」するかもしれないと神経を尖らせるのは無理もないとはいえるだろう。

 LINEヤフーは、そんなことはできないと否定しているが、韓国、中国と聞いただけで「危険」のスイッチが入ってしまう人たちを説得するのは簡単ではない。

 しかし、同じようなことはGAFAMといわれる巨大プラットフォームにもいえるのではないか。

 アメリカに日本人のほとんどの情報が筒抜けになるのはよくて、韓国、中国はまかりならんというのは、私には腑に落ちない。

 そもそも論でいえば、アメリカの軍需産業から生まれたのがインターネットだから、アメリカに全ての情報が握られるのは仕方ないというのだろうか。

 日本独自の巨大プラットフォームを作るためにできたLINEヤフーだが、その考えとは裏腹に、韓国は日本人の情報をいつでもどこでも手に入れられるのだから、素直には喜べないものがある。だが、日本の現状はこんなものなのだ。

 半導体も台湾企業が牛耳り、お情けで日本に子会社を作ってもらって喜んでいる。プラットフォームも然り。デジタル化に乗り遅れた日本のこれが本当の実力なのだろう。

 さて、小林製薬の製品は、キャッチフレーズにあるように「あったらいいな」というものが多い。

 私も、頻尿にいいという小林製薬のノコギリヤシなどを愛用していた時期があった。

「ブルーレット」や「サワデー」も使っていたことがあった。

 すき間産業的な製薬会社だと思っていた。

 だが文春で、ライバルの大手製薬会社の幹部社員はこういっている。

「会社の名前は“製薬”と謳い業種は医薬品に分類されています。しかし処方箋が必要な薬は作っていない。主力は市販薬と生活雑貨で、ゼロから新しい薬を作る能力はなく、広告宣伝が巧いだけの会社です。例えば内臓脂肪を燃やすことを売りにしている『ナイシトール』は、防風通聖散という昔からの漢方薬に新しい名前を付けて売っているだけ」

 水に落ちた小林製薬はさらに叩けとばかりのいい方だが、たしかにアイディアとネーミングの良さで稼いできた会社で、効き目で売れてきたとはいい難いだろう。

 今回の紅麹サプリメント事件は、これを使用していた人に腎疾患が出ているなど、腎臓の病気を引き起こすカビ毒のシトリニンが含まれているのではないかという疑惑があり、すでに死者5人(4月8日時点)、入院は100名を超えている。

 週刊誌は「猛毒会長」(文春)「強欲会長」(新潮)と口を極めて罵っているが、それは、この問題の対応の遅さにあるようだ。

 小林製薬が2月5日に社内協議を始めたというが、公表したのは事例発覚後から2カ月近くも過ぎた3月22日だった。

 文春で山室裕幸弁護士がこう指摘している。

「対応がお粗末という他ありません。事実確認と原因究明という課題に固執しすぎて公表の時期を完全に見誤った。最悪の事態を想定して柔軟に対応していれば、ここまで被害は拡大しなかったでしょう」

 だが、青カビから発生することのあるプベルル酸は、いまのところ人体にどのような影響があるのか分かっていないようだから、公表時期が難しかったのは頷けないでもない。

 この会社、どこにでもあるように、創業家の力が圧倒的に強く、今の四代目会長、小林一雅の超ワンマン体制だという。

「アンメルツ」「ブルーレット」「熱さまシート」などは、小林のアイディアで次々にヒットを出してきた。

 今でも社員は毎月1本はアイディアを出さなければならず、ヒット作の発案者には50万円か100万円が出るというが、随分安いと感じるのは私だけではないはずだ。

 ところで、今回のサプリメント「紅麹コレステヘルプ」は機能性表示食品というものだが、これは2015年、安倍晋三首相が導入したもので、「事業者が、安全性や科学的な根拠とするものを国に届けさえすれば登録でき、国による安全性の審査はありません。すべて企業任せです。(中略)機能性表示食品は安倍晋三首相(当時)の号令で導入された制度。安倍氏が『規制改革こそ成長戦略の一丁目一番地』とのふれこみで打ち出した『成長戦略第3弾』(13年6月)の一環です」(赤旗日曜版4月7日付)。ここにも安倍の「悪政」の名残があったのだ。

 小林一雅会長は潤沢な資産で競馬馬を所有しているそうで、全ての馬に一(カズ)を付けているという。「ジャンカズマ」という名は聞いたことがある。

 これまでもこの会社、1993年以降31年の間に17回の製品回収を行っているそうで、「まるで自主回収の“常習犯”」(文春)のようである。

 今回の事件で、「なかったらいいな」という会社に堕ちかねないが、可哀そうなのは内定を受けていた新人たちである。小林製薬はこの事件後、内定取り消しをしたそうだが、彼らが受けた心の痛みは、同社の薬では治りそうもない。

 ところで、人間落ち目にはなりたくないものだ。

 大谷翔平の盟友として、優秀な通訳として、憧れの存在にもなっていた水原一平だったが、今やギャンブル依存症の“ワル”扱いになってしまった。

 新潮は、水原のじいじ、父方の祖父が「博徒」だったと報じている。

 北海道苫小牧市で、水原一家をよく知る人物がこう語っている。

「一平ちゃんのじいじは、いわゆる“その筋の人”で、よく博打もしていた。祭りとかで露店を出すテキ家を仕切る組に属していたとかで、その親分が旭川にいて、月に1回とか御開帳がある度にカネを握りしめて、面白い遊びに行くんだと。花札を使う『おいっちょかぶ』や、サイコロを使う『チンチロ』といった博打を楽しみにしていた」

 水原のおかっぱのような髪型からは想像もできないが、彼には祖父の血が濃く流れているのか。

 大谷翔平の周囲のもう一人の“困ったちゃん”は、文春によれば、水原に代わって大谷翔平を全面的にサポートする、大谷の代理人、ネズ・バレロ(61)だというのだ。

 彼はポルトガル移民で、大学卒業後にシアトル・マリナーズに入団したが、事故に遭いわずか3年で退団したという。

 引退後は野球学校の経営を経てエージェントに転身し、2006年にアメリカ最大のエージェント事務所CAA内に「CAASports」を共同設立し、数多くのメジャーリーグの代理人を務めてきたという。

 2017年オフのエンジェルス移籍時から大谷の代理人を務めている。

「移籍交渉では『大谷の二刀流挑戦が確約されるか』を重視し、日本ハム時代から気心の知れた水原氏と一緒にエンゼルス入りさせるなどの豪腕を発揮した」(現地記者)

 バレロの凄いのは徹底した秘密主義だという。

 USAトゥデー紙の名物MLB記者、ボブ・ナイチンゲールはこう話している。

「徹底した情報管理がバレロ流。驚いたのは、大谷がエンジェルス入団一年目の時、球団に取材依頼したら『ネズに任せている』と言われたこと。選手がそこまで代理人の管理下に置かれるのは珍しいことです。
 彼が大谷を守り、大谷本人も水原氏以外と積極的に交流せず、チーム内で浮いた存在でした。昨年の移籍交渉でも緘口令を敷いていた。こうした秘密主義のおかげで、大谷が結婚を発表するまで、球団側はガールフレンドがいることすら知らなかったんです」

 そのバレロと大谷と2022年、カリフォルニア州で「2WP INC.」という会社を設立したという。

 役員欄は「Shohei Otani」とあり、拠点は大谷がエンゼルス時代に住んでいたアパートの一室。

 2WPは、「TWO Way Player」、二刀流だそうだ。

 この書類送付先はバレロの事務所だという。翌23年のシーズオフにはこんな会社も立ち上げていた。

「Decopin LLC」。資料の役員欄に名前を連ねるのはバレロだけ。

 この2つの会社の設立地はいずれも、ロサンジェルスとは真逆の東海岸・デラウェア州だそうだ。

 ここは租税回避地で、目的は節税対策だというのだ。大谷も知っていて、そうしたのなら、金銭に全く無関心というわけでもないようだ。

 これと、水原一平が7億円近くも大谷の口座から盗んでいたのを全く知らなかったといういい分とは、矛盾するようにも思えるが。

 文春は、バレロにも責任があるのではと見ている。

「バレロ氏は二つの会社設立に関与しており、大谷の金銭面を良く知る立場にあったはず。法人を設立すれば会計士にお金を管理させるし、野球での収入を入れる個人口座は代理人のギャラにも直結する。不審な送金を見逃すことはあり得ず、本当に気づかなかったのなら、バレロ氏の管理不足と言わざるを得ません」(あるメジャー球団スタッフ)

 大谷翔平のバッティングにようやく力強さが出てきた気がするが、水原一平問題はまだまだどう転がるか見通せない。

 大谷翔平の春はまだまだ先になりそうだ。

 今週の第1位は、半年近くも雲隠れしていた小室圭・眞子夫妻の自宅を探り当てた「女性セブン」に捧げたい。

 昨年の秋に、それまでのマンションの賃貸契約が終了し、そこを引き上げたのはわかっていたが、その後、杳として行方知れずの2人だった。

 渡米当初は600万円ほどだった小室の年収も、ようやく試験に受かり、現在は4000万円といわれる。したがって最初、ニューヨーク郊外のスカーズデール地区にある白亜の大豪邸だと騒がれた。

「3つのベッドルームと2つのバスルーム、さらに子供部屋もあった物件です。
 実は、この物件はもともと、小室さんが通っていたフォーダム大学副学長が所有していた。現在の所有者はすぐ近所に住む中国人夫婦で、昨年夏に2億円超で購入しています。いずれは小室さん夫婦に貸し出すつもりだったとみられていますが、その話は立ち消えになったようです」(在米ジャーナリスト)

 消えた元皇族妻と夫。だが、小室圭が勤めている弁護士事務所には出勤しているはずだが……。さらに不可解なことがあったというのだ。

「以前には見られていたふたりのデート姿がパタリと消えました。日本の皇室のプリンセスの行方を巡って在米メディアは騒然とし、一時期は小室さんの職場を米タブロイド紙のパパラッチらが一日中張り込むこともあったそうです。しかし、ふたりの行方はようとして知れず、“帰国したのではないか”との声も上がりました」(同)

 いくらなんでも、逃亡犯ではないのだから、全く消えるはずはない。大方メディアから身を隠すため知人宅か何かに住まわせてもらっていたのだろう。

 日本の、特に女性誌は血眼になって探し回ったことは間違いない。

 新潮は、仕事の都合で、小室夫妻はワシントンDCに移住したのではないかという仮説を立て、小室の事務所のワシントン支所に電話をしたが、「ここにはいません。ニューヨークにいます」といわれている。

 その「隠れ家」をセブンが見つけたというのである。

 2人が新居として選んだのは、小室の勤務先から車で1時間のところだったという。そのエリアは子連れのファミリーに人気があるという、いわゆるベッドタウンだそうだ。

「ニューヨークの中心部から1時間程度と、通勤や通学に便利でありながら、マンハッタンと比較すると家賃が抑えられるので、広い家を希求するファミリー層に特に人気があります。また治安のよさも人気の1つです」

 ここで疑問がわいてくるが、車で1時間といえば、都心から鎌倉あたりか。通勤するにはやや遠くないか? 小室圭は自動車の免許を持っているのだろうか?

 それは後でまた考えるとして、セブンによれば、近い将来を見据えての居住エリアの選択だったのではないかという。

「眞子さんはいずれは子供をもつことを検討しているそうで、不妊治療の権威の医者に相談したこともあったそうです。以前のマンションの近くでは産婦人科を有する有名大学の附属病院に通院する姿が目撃されることもありました。将来的に子供を育てることを視野に入れたときに、このエリアが魅力的に映ったのかもしれませんね」(同)

 だいぶ前になるが、私の義理の弟夫婦が住んでいたのがコネチカット州で、そこに10日ばかり滞在したことがあった。

 広い裏庭があり、そこにはブランコがあって、それに揺られているとリスやウサギが近くに寄ってきて跳ねまわっていたのを眺めることができた。

 閑静という表現がぴったりの町で、すぐ近くには広いきれいな公園があったが、治安が悪いと親が行かせず、子どもに会ったことはなかった。

 そこが電車で小1時間ぐらいではなかったか。

 夜遅くまでブロードウェイでミュージカルを見て、電車で帰るとタクシーなど一台もなく、途方に暮れたことを思い出す。

 以下の記述から、セブンはこのマンションを実際に見ていることがうかがえる。

「ふたりが暮らす高級マンションはシックでモダンな外観だ。

『家賃は約50万円。セキュリティー面もバッチリで、24時間対応のコンシェルジュが常駐しています。

 インテリアは北欧風に統一されており、キッチンやバスルームは広く、調度品も至れり尽くせりで、申し分ありません』(不動産関係者)

 フィットネススタジオや広大な温水プールもあるというのだ。

 たしかによさそうだが、それにしては家賃が安すぎないか? 前のマンションはニューヨークだったから高かったようで、たしか月40万円ぐらいだったか。

 そこに比べれば地価ははるかに安かろうが、それにしてもこれだけのものがそろっていて月50万円とは、やや不思議。

 眞子さんは、UberEatsやテイクアウトを利用するそうだが、そんな高級マンションの近くにテイクアウトの出来る店がそんなにあるのか?

 今一つ気になる記述がある。

 小室圭は弁護士とはいっても、まだ新人弁護士である。それなのに、

「小室さんに求められているのは“天皇の姪の夫”という肩書を最大限に利用して、日系大企業との契約にこぎつけることなのでしょう。出社は月に2回ほど。黒塗りのハイヤーの送迎つきだそうですが、日本時間に合わせて仕事をすることも多く、夜遅い時間帯まで拘束されることもあるそうです」(法曹関係者)

 月に2回しか出社しない? ハイヤーの送迎つき? いくらリモートで仕事はできるのかもしれないが、新人が月2回出社で、その度にハイヤーをよこすというのは、いくらなんでも信じがたいが。 

 まあ、やや疑問はあるが、2人が幸せに暮らしていればいい。

 秋篠宮家とはまだ疎遠だそうだが、これも時間が解決してくれるのかもしれない。(文中一部敬称略)