間宮祥太朗(写真/Getty Imagesより)

 間宮祥太朗主演ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(日本テレビ系)の第2話が4月14日に放送され、平均世帯視聴率3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1話の5.7%から、2ポイントダウンした。

 人気コミック『ACMA:GAME』(講談社)を原作とした同ドラマは、主人公・織田照朝(間宮)が「悪魔の鍵」に翻弄された人間たちと命懸けの「アクマゲーム」に挑みながら、「悪魔の鍵」の謎に迫っていくサバイバル・エンターテインメント。

 第1話では、悪魔のゲームマスター・ガドが登場し、織田と丸子光秀(須賀健太)が二択問題を出し合うゲーム「真偽心眼」で対決。第2話では、学校を舞台に互いの影を踏み合う「映影踏頭」で、総合格闘家・兵頭猛(栄信)と戦うストーリーだった。

『アクマゲーム』、同枠『だが、情熱はある』以来の視聴率3%台を記録

 なお、昨年9月26日付のニュースサイト「NEWSポストセブン」によれば、同ドラマはすでに映画化や動画配信サイト「Hulu」でのスピンオフの制作が決定。撮影期間は同9月~今年6月までと長期にわたり、日テレにとって「社運を賭けたビッグプロジェクト」だと報じている。

 しかし、視聴率は前述の通り、かなり厳しい。同枠(日曜午後10時半~)で3%台を記録したのは、昨年4月期のKing & Prince高橋海人SixTONES森本慎太郎のダブル主演ドラマ『だが、情熱はある』以来となるが、『ACMA:GAME アクマゲーム』はまだ始まったばかりとあって、今後さらに数字を落とす可能性も否定できない。

 また、民放公式動画配信サービス「TVer」のお気に入り数は37.3万人(今月17日時点、以下同)で、GP帯で放送中の民放連ドラの中では最下位。放送前の『ブルーモーメント』(47.8万人、フジテレビ系)や『9ボーダー』(41.5万、TBS系)に加え、一部深夜ドラマのお気に入り数を下回っており、ネット視聴でも苦戦しているようだ。

『アクマゲーム』、多くの視聴者が「子ども向けドラマ」と解釈したか

 実力派俳優として人気の高い間宮を主演に据えながら、なぜこのような状況に陥ってしまったのだろうか。

 『ACMA:GAME アクマゲーム』は第1話放送後、ネット上で「世界観の作り込みがすごい! 間宮くんも役にはまってる」「東映の特撮ドラマっぽくて面白い」と好意的な声が上がる一方で、「内容は子ども向けかな……」「ゲームが小学生のクイズ大会みたいだった」「あと20歳若ければもっと楽しめたかも」といった声が目立っていた。

 そのため、多くの視聴者から“子ども向けドラマ”と解釈され、見切りをつけられた可能性もありそうだ。

 第1話が“30分拡大スペシャル”であったことからも、今期の日テレドラマの目玉であることがうかがえる『ACMA:GAME アクマゲーム』。

一部報道の通り、本当に映画化が決定しているとすれば、日テレ内は今頃、慌てふためいているかもしれない。

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日刊サイゾー2024.04.10