(写真/Getty Imagesより)

「今日17時半にTwitterメインで重大発表をします!!みなさん拡散よろしくお願いします!」

 元迷惑系YouTuberとして活動していたインフルエンサーのへずまりゅうが4月12日、自身のX(旧Twitter)のサブアカウントを更新し、何かを匂わせる投稿。そして同日、自身のメインアカウントで演歌歌手デビューしたことを報告したのだ。

 曲名は「へずまのドンゾコ節」で、「迷惑掛けても人生 デジタルタトゥーが刻まれて 悪で始まり愛に終わる 長州魂聴いてくれ」と語り口調で始まり、サビでは「迷惑迷惑迷惑で やりたい放題性格で」と自身の人生を歌詞に投影している。

「紫色の着物を着たへずまが、桜の木の前で熱唱する動画も投稿されています。いつもの釣り投稿かと思いきや、同曲は音楽配信サービス・レコチョクの公式サイトにも載っており、本格的に歌手としての活動をスタートさせるようですね」(YouTubeライター)

 へずまの突然の発表には、青年革命家YouTuber・ゆたぼんら親交のある有名人からも続々と祝福コメントが寄せられており、妻であるしーちゃんも「この曲を聴いてしーちゃんは泣きました。みんなに聞いて欲しい1曲です」と、大絶賛している。

「世間から叩かれたYouTuberの歌手転向といえば、昨年にはヒカル率いるグループ『ネクステ』のメンバーにも選ばれていた『みきおだ』のみっき~がいます。彼はYouTuberとして順調に活動していたものの、未成年の女性を自宅に泊めたり、プロデュースしていたアイドルグループの活動をおろそかにするなどのトラブルを起こして活動休止に。

そこから心機一転、昨年9月にアーティストとして再出発。デビュー曲『夜叫症』のMVは現在30万回再生されており、コメント欄は応援コメントで埋め尽くされています」(前出・YouTubeライター)

 へずまの歌手活動を「勝算アリ」と見るのはさる音楽ライターだ。

「以前は有名YouTuberに突撃する動画を投稿するなど、迷惑系YouTuberとして活動していたへずまですが、現在は被災地に出向き支援活動を行ったり、人気ラーメン店とのコラボ商品を発売したり、福岡の夜の店で広報担当として働くなどすっかり改心し、人気インフルエンサーとして活動しています。先日には、自身を誹謗(ひぼう)中傷した人に直接会いに行き、50万円で示談が成立したことを報告していましたが、ネットニュースを騒がせて名前を売る彼なりの戦略なのかもしれません」

 コロナ禍だった2020年には、感染した状態で山口県に赴いてウィルスをまき散らしたり、愛知県のスーパーマーケットで会計前の魚の切り身パックを開けて店内で食べた後、空のパックをレジに持参する動画を投稿して逮捕されたこともあるへずま。歌詞の「ネタ」には事欠かなさそうだが、当時からは考えられないサクセスストーリーを見せるのだろうか。