ランジャタイ・国崎が原因だった? 『THE SECOND』く...の画像はこちら >>

 芸歴16年以上の漫才師によるトーナメント『THE SECOND』(フジテレビ系)最終決戦のの放送日が5月18日(土)に決定。「ハイパーゼネラルマネージャー」としてくりぃむしちゅー有田哲平、「スペシャルサポーター」として博多華丸・大吉が起用されることも同時に発表された。

 有田は「賞レースの視界も審査員も務めたことがない」とコメントしているが、その一方で『有田ジェネレーション』(TBS系)や『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~』(同)、『有田P おもてなす』(NHK総合)といった若手芸人発掘番組を数多く手がけており、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)でも企画から参入するなど、そのプロデュース能力で業界内から支持の厚い人物。博多華丸・大吉は2014年の『THE MANZAI』(同)で優勝しており、大吉は『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でも審査員を務めている。

 今年で2回目の開催となる『THE SECOND』だが、昨年の第1回大会では司会を東野幸治、アンバサダーをダウンタウン松本人志が務めていた。今年の司会も東野であることはすでに発表されていたが、松本人志が活動自粛中であるため、代役の起用については注目を集めていた。

 今回の有田と華丸大吉というビッグネーム招聘の裏には、ある芸人の言動があったのではないかと見ているのが、当の東野である。

「(『THE SECOND』の司会が)東野さんだけやったら、『マルコポロリ!』(カンテレ)やって。

(中略)その発言を受けて、フジテレビも急に動き出したみたいで、誰か探してます。キミのせいや!」

 今月3日に配信されたYouTube「東野vs」での東野の発言である。この日、東野に呼び出され、「キミのせいや!」と名指しされたのは、今年の『THE SECOND』ノックアウトステージですでに敗退しているランジャタイの国崎和也である。

 国崎は2月27日に生配信された「32組トーナメント組合せ抽選会」で、例によって進行を無視して大暴れ。「松ちゃん」と書かれた紙を持参して抽選箱から引いたように見せかけ、「松ちゃ~ん! 松ちゃん見てる~!」とカメラに手を振りながら絶叫したのだ。

「松ちゃんいないと意味ないよ~! 東野さんしかいないよ~! ただの『マルコポロリ!』だよ~!」

 その後も「マツヒト」と書かれた紙を掲げながら「松ちゃん出てね! 松ちゃんにとっても“セカンド”になるからさ!」と微笑みかけるなど、やりたい放題。

MCの令和ロマンも「やめてくれ! 同じ画面に映るな!」と困惑するしかなかった。

『マルコポロリ!』は、ランジャタイやあぁ~しらき、モダンタイムスといった芸人ばかりが出演している関西のローカル番組。東野がもっとも生き生きと司会をしていることでも知られている。

 くだんのYouTubeでも国崎は悪びれることなく「どっちを探してるんですかね。金髪の人なのか、ムキムキの人なのか」などと軽口を叩いて爆笑していたが、結果として東野と有田が生放送のスタジオに並び立つという新鮮な組み合わせが生まれることになった。

 今年の『THE SECOND』に勝ち残っている漫才コンビは、現在16組。

20・21日の「ノックアウトステージ16→8」を経て、最終決戦に進出する8組が決まることになる。

(文=新越谷ノリヲ)