4月8日・15日号で1000号となった写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)。その記念号の巻頭スクープを飾ったのは「浜崎あゆみとエイベックス松浦勝人社長の『抱擁写真』」なる記事であった。

同記事によれば、「99年夏に撮られた写真で、当時2人は男女の仲だった」ことをにおわせているが、ここには掲載されなかっ“ある”写真があったというのだ。週刊誌記者の話。

「当初写真は、『週刊ポスト』(小学館)と『週刊新潮』(新潮社)に持ち込まれたようですが、写真を撮った時期が古すぎてニュースバリューがないと判断したためか、金額が折り合わなかったのか、両誌とも掲載を見送ったそうです。その中には、浜崎と松浦のキス写真もあったんですけどね。それが『フラッシュ』に持ち込まれたワケですが、掲載することが松浦社長の耳に入った途端、全力で記事を止めにかかったそうです。そこで彼が泣きついたのが、芸能界のドンことバーニングプロダクションの周防郁雄社長でした」

 エイベックスだけならまだしも、業界に強い影響力を持つバーニングに逆らえば「今後の芸能記事に支障を来す」と判断した同誌は、記事を取り下げないながらも“論調を弱く”することで和解、なんとか掲載にこぎ着けた。

 だが、こうした写真が流出する背景には、エイベックスの社内事情が関係しているという。

「映画事業へ乗り出したエイベックスですが、手がけた映画のほとんどが同社の経営を圧迫するほどまでに大コケ。そのため、大量リストラが囁かれています。こうした上層部の経営方針に嫌気がさした人物がリークしたようですね」(音楽ライター)

 たかが過去の恋愛記事だと思うなかれ、そこには大手芸能プロと大手エンターテインメント企業、そしてメディアの意地とプライドをかけたバトルが隠されていたのだ。
(編集部)

【関連記事】 エイベックス・松浦氏のビックリ発言の真意とは?
【関連記事】 あゆCM降板騒動とエイベックスの台所事情
【関連記事】 浜崎あゆみまでパチンコに!