「サラリーマンBL(ボーイズラブ)」を正面から取り扱った連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の主演を務め、瞬く間に人気俳優へと駆け上がった田中圭。2018年にオリコンが発表した「ブレイク俳優ランキング』では1位を獲得し、バラエティー番組やCMなど、テレビで見かけない日はないほどの活躍ぶりだ。
最も多かった回答が、「バイプレーヤー(脇役)として活躍する」との予想。なんと、半数にあたる50票が寄せられる結果に。
「もともと実力のあるバイプレーヤーなので、そのポジションで活躍していくと思う」(40代/男性/パート・アルバイト)といった声があるように、田中は2000年のデビューから『おっさんずラブ』でブレークするまでの約18年間、バイプレーヤーとして数多くのドラマや映画に出演している。また、「主演でも活躍すると思うが、バイプレーヤーの方がより輝いている感じがする」(30代/女性/正社員)、「その場に応じてキャラクターを変える柔軟さと賢さを持っている。
そのほかに、「個性的な主演を支える落ち着いた演技が重宝されるのではないか」(60代/男性/無職)「若手の俳優と比べるといささか地味顔なので、主演というよりはバイプレーヤーかな、という印象。さまざまな作品のスパイスとして活躍してほしい」(30代/女性/パート・アルバイト)「どこにでもいそうな感じしかしないが、どこにでもいそうだから、バイプレーヤーとしてのポジションでの演技が良いと思う」(40代/女性/個人事業主)など、「演者として実力はあるが、ルックスの面では飛び抜けてイケメンではない」(50代/男性/正社員)といった回答があり、ブームが去った後はバイプレーヤーとして活躍し続けそうと予想した人も少なくなかった。
次いで多かったのが、「主演俳優として活躍する」で19票。
「演技がうまくてドキドキしたりハラハラしたりする。観客を虜にする演技力を持っている」(10代/女性/学生)「『おっさんずラブ』の大ヒットで、主演俳優の地位を不動にした」(40代/男性/正社員)「もともと脇役で長年ドラマや映画に出ているので実力がある。
また、「かなり普通でおじさんっぽく、垢抜けない印象はあるものの、人懐こいキャラクターが持ち味。『イケメンじゃない』『情けない』主役で共感を得て、大きく羽ばたくのでは」(40代/女性/個人事業主)と、田中だからこそ演じられる役どころで活躍しそうだとの予想も散見された。
そんな高い演技力が評価されている田中だが、「バラエティータレントとして活躍する」という声も、12票集まっている。回答の多くは、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のコーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」に出演している田中の活躍を見て、“バラエティータレント”としての素質を感じているようだ。
「バラエティーに出ているところを見て、こんなにニコニコ笑いながら話す方だと知った。
「その他」の回答も19票寄せられた。その多くが「息の長い俳優になると思う。主役でも脇役でもいけるから、需要がある」(20代/女性/正社員)と、マルチな活躍が期待できるという声や、「歌手としての仕事が増えると思う。ドラマの主題歌を歌っているが、歌唱力があると思うから」(20代/女性/個人事業主)「あまり表舞台では活躍せずに、舞台俳優などに転向するんじゃないかなと思っている」(30代/女性/正社員)など、新たなステージでの活躍を期待する声だったが、一方で「ドラマで注目されたが、際立った個性があるわけでもないので一発屋で終わりそう」(40代/男性/派遣社員)「現在のように作品に恵まれるだけでは下火になると思う。主演でも助演でも、役にふさわしい演技力を磨く必要があると思う」(20代/女性/派遣社員)といった“一時的”なブームで終わりそうといった厳しい声や、「スキャンダルが出そうな気がするので、あまり長続きはしないと思う」(40代/女性/個人事業主)と、一部週刊誌などで話題となったギャンブル好きな一面や、女性関係を懸念する声も少なくなかった。
俳優としては遅咲きとも言える田中だが、演技派としてその実力を認めている視聴者が多いことがわかった今回のアンケート。5年後、10年後……どのような活躍をしているか楽しみだ。
バイプレーヤーとして活躍する
・「主演だと少し物足りない感じがする。スキャンダルさえなければ人気は継続すると思う」(30代/男性/正社員)
・「『おっさんずラブ』では人気が出たが、もともと脇役でいい味を出していたので、将来的は吉田鋼太郎のようになってほしい。もっと色気が出たらいいですね」(50代/男性/経営者)
・「今が人気絶頂という感じなので。しばらくは主演が続くと思うが、人気が落ちたとしても演技はうまいし、下積みが長かった分消えていくイメージはないので」(30代/男性/正社員)
・「主役にこだわると活躍の場が制限されるので、バイプレーヤーとしてたくさんの作品に出演すると思う」(50代/女性/専業主婦)
・「主演ができるほど個性的ではないけれども、脇役としては使いやすそう。
主演俳優として活躍する
・「歳を重ねるごとに役者としての魅力が上がると思う。若手俳優からベテラン俳優に。歳をとって味のある役者として成長し続ける」(50代/男性/派遣社員)
・「数々の作品で存在感を示したため、日本を代表する俳優として活躍すると思う」(30代/男性/個人事業主)
・「年齢を重ねてから花開いた人なので、演技力が高くてより一層評価されそうだから」(40代/女性/専業主婦)
バラエティータレントとして活躍する
・「芝居があまりうまくないから」(40代/男性/個人事業主)
・「ルックスのよさだけではなく、話も上手なので、バラエティー番組やトレンディードラマを支える人材となりそう」(40代/女性/正社員)
・「バラエティータレントとして活躍した方が局としても使いやすいのでは。俳優の肩書だけより長く活躍できる」(30代/男性/無職)
その他
・「少し飽きてきたので、消えると思う。キャラ設定がバラエティー向きになっていることが、俳優にも影響している」(50代/女性/専業主婦)
・「主演という器ではないし、バラエティーができそうでもない。
・「よくないウワサもちらほら聞くので微妙。今はドラマが当たったが、どちらかと言えば準主役やバイプレーヤー向きだと思う」(40代/女性/経営者)
【アンケート概要】
■調査地域:全国■調査対象:年齢不問・男女■調査期間:2019年07月30日~2019年08月13日■有効回答数:100サンプル