最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、5月10~12日)で、アニメーション映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がV5を達成した。
目次
・『名探偵コナン』シリーズ最高興収も間近?
・『トラペジウム』主人公のキャラが波紋
・時代劇『鬼平犯科帳 血闘』にファン困惑
・全国映画動員ランキングトップ10(2024年5月10~12日、興行通信社調べ)
『名探偵コナン』シリーズ最高興収も間近?
5月13日発表の全国週末興行成績ランキングで、漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載している『名探偵コナン』のアニメ映画シリーズ最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)が1位をキープ。
公開5週目の週末3日間で興行収入5億3400万円、累計成績は128億円を突破。
また、今回のランキングでは5月10日公開の『猿の惑星 キングダム』(2位)、『鬼平犯科帳 血闘』(5位)、『劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』(6位)、『トラペジウム』(10位)がそれぞれ初登場でトップ10入りした。
『トラペジウム』主人公のキャラが波紋
10位の『トラペジウム』は、乃木坂46の元メンバー・高山一実が雑誌「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)で連載していた同題小説をアニメ映画化。アイドルになることを夢見る主人公の高校生・東ゆう(声優・結川あさき)が他校のかわいい女の子たちとともにデビューのチャンスを掴むが……というストーリーで、高山と同じく元乃木坂の西野七瀬も老人役の声優に起用されている。
人気グループの元メンバーが原作を手がけているが、映画を鑑賞したネットユーザーからは「もっとキラキラした映画かと思ってたのに全然違う」「リアルな感じでゾクゾクした」といったアイドルらしからぬ作品との声が多数。
さらに、主人公の性格に関しても「承認欲求の塊、もしくはサイコパスか」「自分のことしか考えてなくて怖い女」「性格悪すぎだけど、こういう子がアイドルを目指すのか……?」という意見も寄せられ、ネット上で波紋を呼んでいる。
時代劇『鬼平犯科帳 血闘』にファン困惑
一方、松本幸四郎主演の時代劇『鬼平犯科帳 血闘』にも困惑の声が。
同映画は作家・池波正太郎氏のベストセラー小説『鬼平犯科帳』シリーズ(文藝春秋)が原作で、今年1月放送のテレビスペシャル『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』の続編。鬼平こと長谷川平蔵(松本)の過去と現在を交錯させながらストーリー展開していく。
ネット上の原作ファンの間で、内容については概ね好評の様子。ただ、もともと「時代劇専門チャンネル」配信シリーズとあって、続くエピソードはチャンネル契約しなければ見ることができない。
「チャンネル登録して続き見る!」という書き込みもあるが、「見たいけど契約かあ……」「ハードル高い」「続きも劇場で見たい」と、戸惑う声も。
そのほか、前回のランキングでは3位だったアニメ映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(2月16日公開)が今回は9位まで後退。上映開始から13週連続でトップ10入りし、累計成績は100億円を超えて大健闘してきたものの、ペースダウンしてきた印象。
全国映画動員ランキングトップ10(2024年5月10~12日、興行通信社調べ)
1位:『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
2位:『猿の惑星 キングダム』
3位:『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』
4位:『ゴジラ×コング 新たなる帝国』
5位:『鬼平犯科帳 血闘』
6位:『劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』
7位:『青春18×2 君へと続く道』
8位:『変な家』
9位:『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
10位:『トラペジウム』
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