北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が13日、咸鏡南道(ハムギョンナムド)楽園(ラグォン)郡浅海養殖事業所の建設現場を現地指導した。朝鮮中央通信が伝えた。
楽園郡浅海養殖事業所は、「朝鮮労働党中央委員会第8期第11回総会で決定された地方発展計画」に従って建設されている。金正恩氏は、今年2月に開かれた同事業所の着工式に出席するなど、注力している事業の一つである。
朝鮮労働党中央委員会の趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金才龍(キム・ジェリョン)氏をはじめとする主要幹部が同行した。金与正(キム・ヨジョン)氏が同行していたことが報道写真から確認できる。
金正恩氏は、事業所の建設現場を見て回り、「党中央が直接構想し推し進める近代的な浅海養殖拠点の建設は、海を控えた全国の60余の市・郡の効率的な振興と将来の発展を確実に裏付ける革新的な創造領域である」と述べた。
また、「浅海養殖事業所の建設も他の地方発展政策による建設と同じように、当該地域の人口と経済的土台、海洋生態学的環境に対する科学的な研究・分析に基づいてその等級を合理的に規定し、持続的に進めることが必須的である」と強調した。
金正恩氏は、漁村地区に建てられた住宅を見回り、「朝鮮式の楽園漁村が誕生した、党創立80周年を迎えて世界で最も美しい漁村を楽園郡の人民に贈ろうとするわが党の宿願がかなうようになった」と喜んだ。
そのうえで、「党創立記念日まで楽園浦に地域人民の福利を末永く保証する特色のある建造物、誇るべき社会主義楽園の実体を完璧にうち建てることで、党中央の構想を立派に現実化する」と確信を表明した。