2024年12月に地中海で沈没したロシア貨物船「ウルサ・マヨール」号が、北朝鮮向けとみられる核潜水艦用原子炉2基を積載していた可能性が高いと、米CNNテレビが11日までに報じた。これまで詳細が謎に包まれていた沈没事件について、欧米情報当局関係者の間では「ロ朝間の軍事・核技術協力を阻止するための西側による秘密工作だった可能性がある」との見方も浮上している。
問題の貨物船は、ロシアのプーチン政権と北朝鮮の金正恩総書記が軍事協力を急速に深めていた時期に出港した。北朝鮮がウクライナ戦争支援のためロシア側に兵力を派遣してから約2カ月後のタイミングだったことも重なり、欧米側は当初から「通常貨物ではない」と警戒していたという。
船主会社「オボロンロジスティクス」は沈没後、「標的型テロ攻撃による沈没だった」と主張。船体には約50センチの穴が確認され、損傷した金属板は内側に曲がっていたとされる。さらに甲板上には爆発によるものとみられる破片が散乱していたという。
CNNによれば、スペイン当局の調査に詳しい関係者は「沈没から1週間後、ロシア情報機関所属とみられる特殊船舶が現場海域に接近し、4回にわたり追加爆破を実施した」と証言した。残骸や積荷の回収、あるいは証拠隠滅を狙った可能性が指摘されている。
さらに注目されているのが、米空軍の特殊偵察機WC135-Rの動きだ。同機は核物質や放射性粒子を探知する“核スニファー”として知られるが、沈没海域上空を昨年8月と今年2月の2度にわたり飛行していたことが飛行記録から確認された。米軍が放射性物質漏出の有無、あるいは積荷の正体を調査していた可能性がある。
英国系安全保障分析会社「ジェーンズ」の海軍専門家マイク・プランケット氏はCNNに対し、「もし新型原子炉なら燃料未装填状態だった可能性が高い」と分析。その一方で、「退役潜水艦由来の原子炉であれば放射能を帯びていた可能性は十分ある」と述べた。
また同氏は、ロシアが北朝鮮へ原子炉技術を移転しようとしていたとすれば、「極めて親密な同盟国間でしか行われない水準の協力だ」と指摘。特に韓国にとっては「深刻な安全保障上の脅威になり得る」と警鐘を鳴らした。
ロシア紙コメルサントはこれまで、「ウルサ・マヨール」号はウラジオストクで建造中の新型砕氷船向け設備を輸送していたと報じてきた。しかし、衛星写真で確認された謎の白色大型構造物2基については説明しておらず、今回CNNが「原子炉の可能性」を報じたことで、沈没事件を巡る疑惑は一段と深まっている。
北朝鮮は近年、原子力潜水艦建造を「宿願事業」と位置付けている。もしロシアが原子炉技術まで供与していたとすれば、従来の砲弾・ミサイル取引を超えた“核軍事同盟”の段階に入りつつある可能性もあり、日米韓当局は神経を尖らせている。








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