丹青社は、2020年1月期の期末配当を「増配」すると、2020年3月6日の15時に発表した。具体的には「1株あたり2円」の増配で、期末配当は事前予想の「20円」から「22円」になり、年間配当は「1株あたり42円」となる。
なお、2020年1月期の配当は前期比でも「増配」で、“8期連続増配”となる見込み。

 丹青社は、2020年1月期の中間配当(7月・実施済み)が「20円」、期末配当(1月)の予想は「22円」、合計の年間配当額は「1株あたり42円」と発表した。

 期末配当の前回予想は「20円」だったので、前回予想より「2円」の増配となる。今回の増配発表により、丹青社の配当利回り(予想)は4.20%⇒4.41%にアップした。

 また、丹青社の2019年1月期の配当は「1株あたり38円」だったので、前期比では「4円」の増配となる。
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 丹青社は今回の増配の理由を、「2020年1月期の通期連結業績予想が利益面において前回予想を上回る見通しであるため」としている。

丹青社は「収益の状況に応じた配当を行うことを基本」としており、その方針に基づいて増配が行われた形だ。

丹青社の過去10期の配当の推移は?■丹青社(9743)の過去10期の配当の推移期年間配当額 期年間配当額2011/12.05円2016/115.3円2012/12.05円2017/122円2013/13.08円2018/136円2014/15.13円2019/138円2015/18円2020/142円
(予想)

 丹青社は連続増配記録を更新中で、2020年1月期の配当が予想通りに実施されれば”8期連続増配”を達成することになる。

 さらに、丹青社の配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2012年1月期から2020年1月期までのわずか8年間で、丹青社の年間配当額は「1株あたり2.05円」から「1株あたり42円」まで、なんと20倍以上に増えることになるのだ。
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 しかも、配当が増えているということは業績が好調な証拠でもあるので、丹青社の株価は2012年1月の終値219円から2020年1月終値1239円まで、実に5.6倍に上昇している。

丹青社の配当利回りは?

 丹青社の2020年3月6日時点の株価(終値)は951円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※丹青社の配当利回り】
株価:951円
年間配当額:中間20円+期末22円=42円
配当利回り=42円÷951円×100=4.41%

 丹青社の配当利回りは4.41%。2020年2月の東証1部の平均利回りは2.31%(配当実施企業のみ)なので、丹青社の配当利回りは「かなり高め」と言えるだろう。なお、丹青社は株主優待を実施していない。

 丹青社は、商業施設やイベント施設などにおける内装や設備の企画・製作・施工を行うディスプレイ業界の大手。様々な施設での空間づくりプロセスを一貫して手掛けている。2020年1月期(通期)の連結業績予想は、売上高1.3%減、営業利益12.8%増、経常利益12.0%増、当期利益3.4%減となっている(すべて前期比)。


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■丹青社業種コード市場年間配当額サービス業9743東証1部42円株価(終値)単元株数最低投資金額配当利回り951円100株9万5100円4.41%※株価などのデータは2020年3月6日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。