ダイキアクシスの株主優待は、毎年12月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上の株主に、一律で『QUOカード』1000円分を贈呈」というものだった。
今後は「QUOカード」は廃止され、「プレミアム優待倶楽部」のポイントが贈呈される。また、必要株数が最低500株以上となり、保有株数と継続保有期間に応じて、ポイントが増加する仕組みになる。
「プレミアム優待倶楽部」とは、株式会社ウィルズが提供するポイント制の株主優待サービス。「プレミアム優待倶楽部」を導入している企業の株主になると、株主優待で「プレミアム優待ポイント」がもらえて、そのポイントを食品や電化製品、旅行・各種体験など、魅力的な商品と交換することが可能になる。
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ダイキアクシスの株主優待の変更は、2020年12月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
ダイキアクシスの株主優待制度の変更前と変更後(変更前) 基準日 保有株式数 株主優待内容 12月末 100株以上 QUOカード1000円分(変更後) 基準日 保有株式数 株主優待内容 12月末 500株以上 プレミアム優待倶楽部のポイント3000ポイント(1年以上の保有で1.1倍。
ダイキアクシスの2020年10月23日時点の終値は901円なので、株主優待利回りは以下のようになる(※「プレミアム優待倶楽部」のポイントは1ポイント=1円として計算)。
【変更前】
(100株保有の場合)
投資金額:100株×901円=9万100円
優待品:QUOカード1000円分
株主優待利回り=1000円÷9万100円×100=1.10%
【変更後】
(500株・1年未満保有の場合)
投資金額:500株×901円=45万500円
優待品:プレミアム優待倶楽部のポイント3000ポイント
株主優待利回り=3000円÷45万500円×100=0.66%
(600株・1年未満保有の場合)
投資金額:600株×901円=54万600円
優待品:プレミアム優待倶楽部のポイント4000ポイント
株主優待利回り=4000円÷54万600円×100=0.73%
(700株・1年未満保有の場合)
投資金額:700株×901円=63万700円
優待品:プレミアム優待倶楽部のポイント5000ポイント
株主優待利回り=5000円÷63万700円×100=0.78%
ダイキアクシスの株主優待は「QUOカード」だったが、「プレミアム優待倶楽部」のポイントに変更された。変更後は保有株数が増えるほど利回りがアップする。ただし、必要株数が500株以上となるため、100株の保有で「QUOカード」をもらったほうが良かったと考える株主も多そうだ。
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ダイキアクシスは、浄化槽、産業排水処理などの環境事業、タイル施工、システムキッチンなど住宅設備を手掛ける企業。8月12日に発表された、2020年12月期の第2四半期の連結業績は、売上高が174億4300万円(前年同期比2.3%減)、営業利益が6億8200万円(前年同期比35.5%増)、経常利益が7億5700万円(前年同期比31.5%増)、当期純利益が2億3100万円(前年同期比31.4%増)。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。