リソー教育は、2022年2月期の予想配当を「1株あたり12円」とすると発表した。なお、リソー教育は2020年2月期までは年4回の配当を実施していたが、2021年2月期は期末での一括配当となっており、2022年2月期も同様に、期末一括配当となる見通しだ。
リソー教育の2021年2月期の配当は「1株あたり9.5円」だったので、前期比で「2.5円」の増配となる。今回の増配発表によって、リソー教育の配当利回り(予想)は3.97%となった。
【※関連記事はこちら!】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
リソー教育によると、「進学個別指導塾TOMASで期末の生徒数が順調に推移」しており、「2022年2月期からの積極的な新校展開でさらに生徒数が増加する見込み」とのこと。また、「TOMAS、伸芽会での授業料改定の効果との相乗効果も期待される」こともあり、好調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
なお、「増配」が発表されたことを受けて、リソー教育の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2021年5月26日)の終値302円より18円高い320円(+5.96%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較!
(予想)
リソー教育は、2016年2月期以降、連続増配を継続していたが、2021年2月に減配となったため、連続増配はストップしてしまった。しかし、2022年2月期の配当予想「1株あたり12円」が予想通りに実施されれば、再び前期比で”増配”となる見通しだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]31期連続増配の「花王」、21期連続増配で利回り4%超の「三菱HCキャピタル」など、おすすめ増配銘柄を紹介
また、リソー教育の配当額の伸び具合も確認しておきたい。前期にあたる2021年2月期から2022年2月期までの1年間で、リソー教育の年間配当額は「1株あたり9.5円」から「1株あたり12円」まで、1.2倍に増加している。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
参考として、リソー教育の株価も確認しておこう。
■リソー教育(4714)の株価チャート/月足・10年
リソー教育の配当利回りは?リソー教育の2021年5月26日時点の株価(終値)は302円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※リソー教育の配当利回り】
株価:302円
年間配当額:12円
配当利回り:12円÷302円×100=3.97%
リソー教育の配当利回りは3.97%。2021年4月の東証1部の平均利回りは1.86%(配当実施企業のみ)なので、リソー教育の配当利回りは「高め」と言える。なお、リソー教育は株主優待を実施していない。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2021年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!
リソー教育は、首都圏を中心に個別指導塾「TOMAS」を展開している会社。幼児教育事業や英会話事業なども手掛けている。2022年2月期(通期)の連結業績予想は、売上高15.1%増、営業利益148.4%増、経常利益109.7%増、親会社株主に帰属する当期純利益206.2%増と好調(前期比)。
【※関連記事はこちら!】
⇒配当が減らない“隠れ増配株”ランキング上位20銘柄を紹介! 減配をせずに、配当を維持・増配し続けている「非減配」期間が長い優良な安定配当株ランキング!