早速、ランキングを確認していきましょう。
1位はアサヒグループホールディングス2位は味の素
1位になったのはアサヒグループの持ち株会社、アサヒグループホールディングスでした。平均年収は1114.7万円、従業員数は336人で平均年齢は46.2歳です。アサヒグループでは、ビールを中心とした酒類、飲料、食品など幅広い商品を製造・販売しています。アサヒビールやアサヒ飲料だけでなく、ニッカウヰスキー、エノテカ、カルピスなどもアサヒグループの企業。他に意外なブランドとしては、ミントタブレットの「ミンティア」、フリーズドライみそ汁の「アマノフーズ」、サプリメントの「Dear-Natura(ディアナチュラ)」などもアサヒグループ食品が製造・販売する商品です。
2位は味の素で、平均年収は1046.5万円、従業員数は3252人、平均年齢は44.4歳。社名にもなっているうまみ調味料「味の素」だけでなく、だしやスープのもと、塩、マヨネーズ、合わせ調味料など、さまざまな調味料を製造・販売しています。調味料のほかにも、油、冷凍食品、甘味料(パルスイート)、コーヒー(ブレンディ、マキシム)などさまざまな商品を扱っています。
3位はサントリー食品インターナショナルで、平均年収は1030.9万円、従業員数は501人、平均年齢41.3歳。サントリーグループの中で、清涼飲料を販売・製造する企業です。
4位は明治グループの持ち株会社、明治ホールディングス。平均年収は1015万円、従業員数は85人、平均年齢44.9歳です。明治グループは食品セグメントと医薬品セグメントに分かれており、食品としてはチョコレートやアイスクリームなどの菓子、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、レトルトカレーや冷凍食品などを製造・販売しています。スポーツ栄養食品の「SAVAS」や「VAAM」、「日常的にたんぱく質を摂取する」というコンセプトのブランド「TANPACT(タンパクト)」も明治のブランドです。
5位はDM三井製糖ホールディングスで、平均年収977.7万円、従業員数は41人、平均年齢49.2歳。DM三井製糖ホールディングスは、2021年4月に製糖最大手の三井製糖(三井物産系)と大日本明治製糖(三菱商事系)が経営統合してできた持ち株会社です。2022年10月1日にDM三井製糖が誕生、国内製糖トップシェアの企業として、白砂糖、黒砂糖、角砂糖、氷砂糖、機能性甘味料などを製造・販売しています。
上記5社を含む全123社を見ると、平均年収が1000万円以上の企業は4社、800万円以上の企業は14社、600万円以上の企業は60社となりました。
ランキング完全版では6位以下の全123社を掲載していますので、ぜひチェックしてください。
(ダイヤモンド編集部 吉岡綾乃)