2025年卒学生向けの企業の採用活動が本格化し、人材獲得競争が始まっている。そんな中、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)の学生が、就職活動でどんな企業に注目しているのか。
「銀行・証券」も伸びた
企業の2025年卒学生向けの採用活動が始まり、就職活動が本格化している。
「マイナビ2025年卒大学生就職意識調査」によると、2025年卒業予定の大学生が最も志望する業種は、前年と同じく「食品」(12.2%)だった。特に「銀行・証券」への志望度が大きく伸び、前年より0.9ポイント増えて5.4%となった。
また、「電子・電気・OA機器」「スポーツ・玩具・ゲーム製品」も前年から0.4ポイント増加した。
就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社は、OpenWork上でどのような企業に注目し検索をかけたか、企業研究を始めているのかを調査した。そのデータを基に、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)、それぞれの学生が注目する企業をランキング化した。
今回はそのランキングから、25年卒MARCH・関関同立生が選ぶ企業にはどんな特徴があるのか、実際に働く社員のクチコミを基に紹介する。
MARCHの1位はNTTデータ関関同立の1位はレバレジーズ
MARCH生が注目する企業は、1位NTTデータ、2位レバレジーズ、3位アクセンチュア、4位富士通、5位日本電気(NEC)だった。
一方、関関同立生のランキングは、1位レバレジーズ、2位パナソニック、3位キーエンス、4位オープンハウス、5位アクセンチュアだった。
MARCH生と関関同立生が注目する企業には、どのような働きがいや成長環境があるのか、実際に新卒入社した社員のクチコミ(原文ママ)を見てみよう。
「フレックス勤務制度が充実しており、有給も取りやすい雰囲気だから。産休育休も、当たり前のように取っている印象。男性の育休取得も珍しくない」(人事部、女性、パナソニック)
「20代前半の若手社員を中心に活躍しており、所属部署で一定の営業成果を上げて会社からの評価を得られれば社会人2年目など早期からチームマネジメントの経験を積むことができる。また、所属部署によっては事業拡大フェーズのため、自身の営業だけでなく事業改善のための施策を提案したり、エリアの売上改善のための営業戦略などを立てて実行に関わることができる」(営業、男性、レバレジーズ)