なおこれは、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』の「あとがき」の一部を加筆・訂正したものです。
億万長者になるのは簡単だ!いまから10年ほど前に私は、金儲けについてはじめて真剣に考えた。そして、「億万長者になるなんて簡単だ」と気がついた。
アメリカには面白い研究をしている学者がたくさんいるが、元ニューヨーク州立大学教授のトマス・スタンリーもそのひとりで、1973年に友人のウィリアム・ダンコとともにアメリカ全土の億万長者を対象とした大規模調査を実施し、その本がミリオンセラーとなって自らも億万長者の仲間入りをした(『となりの億万長者 成功を生む7つの法則』)。
スタンリーはこの本のなかで、「期待資産額」という指標を紹介している。これは、自分が金持ちかどうかを知るための魔法の方程式だ。とてもシンプルで、だれでも一瞬で計算できる。
期待資産額=年齢×年収/10
あなたの純資産(金融資産や不動産資産の時価総額から住宅ローンなどの負債を引いたもの)が期待資産額を上回っているならば、あなたは金持ち(蓄財優等生)だ。逆に期待資産額を下回っていれば、どれほど収入が多くても貧乏人(蓄財劣等生)だ。