昨年10月に開催した第1回「自腹50万円で勝負!デイトレ3日間バトル」では、グラビアアイドル・杉原杏璃、お笑い芸人・井村俊哉、ザイ編集部のカゴシマ部員とクマガイ部員の計4人が対戦した。バトルの期間中に日経平均が一時的に1万5000円割れとなる下落相場の中、結果は井村が17万円の圧倒的なプラスで優勝。

クマガイとカゴシマもわずかながらプラスをキープしたものの、杉原は3万円超のマイナスで最下位となった。カゴシマに変わりザイの副編ハラダが加わり行われた第2回デイトレバトルの結果は如何に。

新参加を含めた4人が再び真剣バトルに挑む!
杉原は禁断の信用取引を解禁しトップを狙う!

 今回の第2回デイトレバトルの期間は2月6日(金)~20日(金)の2週間。ルールは第1回と同様で、(1)期間中で好きな日・都合のいい日を自分で選んで3日間売買する、(2)元手の資金は自腹の50万円、(3)現物取引も信用取引もOK、という3つのみ。

 メンバーは、まず、ディフェンディングチャンピオン井村と前回ビリの雪辱を果たしたい杉原、そして前回2位のクマガイがエントリー。最後の1人は、ザイの編集部員のくせにイマイチぱっとしない成績だったカゴシマが外れ、代わりに管理職のハラダ副編が満を持して参戦することに。

 前回は現物取引に拘わり得意のゲーム株で勝負できずにマイナスで終わった杉原は初めての信用取引に挑戦。低コストの松井証券の一日信用でトップを目指す。

杉原杏璃が前回最下位の汚名を返上!
14万6177円のプラスで見事に優勝

 杉原の今回のポイントは信用取引の解禁。翌日に持ち越さなければ売買手数料がゼロの松井証券の「一日信用」で勝負した。

 前回の「ミクシィが買えたら勝てたのに!」という負け惜しみも記憶に新しいが、なんと、今回は初日にミクシィで大失敗。

「ミクシィは毎日のように売買している銘柄で、好決算で上がる自信があったから、普段は9時半までは騙し板(大口の仕手筋などがわざと大量の注文を入れて他の個人投資家の売買のタイミングを狂わすような板のこと。

9時半頃までには解消されることが多い)などもあるので様子見と決めているのに、移動の新幹線内で9時過ぎに発注。しかも、誤って『売り』で入ってしまい…」

 この日のミクシィ株は下落。杉原の意に反して(?)、含み益が出る場面もあったが、仕事が立て込みうっかり翌日に持ち越した。一日信用で持ち越した場合は翌日の寄り付きで強制決済。手数料がかかるだけでなく、高値で寄り付いたため大損に。

 2日目の朝をミクシィの強制決済という最悪な事態で迎えた杉原。

気を取り直して、得意のゲーム株の中からアクロディア、アエリア、オルトプラスの3銘柄に注目。前場に3銘柄の値動きを観察して、昼休憩中に、一番値動きがよく出来高が増えていたアクロディアを500株購入。思惑通りに上昇してイベントの合間に利益を確定。

 3日目も3銘柄の中でヤフーの掲示板でも賑わっていて一番値動きがよかったアクロディアを買って、引け直前に12万円超の利益を確定!

「中長期で狙うときは長期の業績見通しもしっかり見るけど、デイトレは勢いに乗ったもの勝ち。ゲーム株は、新作の解禁や売上げランキングの上下などで株価が影響を受けるのでわかりやすい。ゲーム株に絞って勝負したのも勝因かな」

 ミクシィで失敗したものの、「上昇株に乗る」というシンプルな売買が功を奏して今回は圧勝。

損切りができれば向かうところ敵なしになる可能性も。

 ところで、この杉原杏璃が優勝したデイトレバトルの他の出場者の売買は、今好評発売中のダイヤモンド・ザイ5月号に掲載されている。クマガイ部員、前回優勝のお笑い芸人の井村俊哉、さらにはザイ編集部のハラダ副編の売買はどうだったのか。リアルな自腹デイトレの売買には、デイトレで勝つためのヒントが満載だ。さらにダイヤモンド・ザイ5月号は、「入門!日本株」や「買っていい×買ってはいけない人気株500激辛診断」なども掲載されているのでぜひ読んでみてほしい。