田中美久飯島寛騎がW主演を務める、2月29日よりスタートするMBSドラマ特区『シンデレラ・コンプレックス』(MBS、毎週木曜24:59~ほか)の第1話上映会&トークショーが25日、都内で行われ、田中、飯島ほか、共演者の森愁斗(BUDDiiS)、宇垣美里が登壇した。

累計4億Viewを突破した韓国発の人気縦型マンガを実写化した本作は、人気イケメン教師・相沢陽介(飯島)と、教え子の地雷系女子高生・前園由良(田中)の禁断の不倫から始まる“ラブサイコスリラー”。
田中が妖しさと中毒的な魅力を兼ね備えたヒロインを魅力たっぷりに演じる。また、森は由良と同じ高校に通う生徒で、周りにうまく馴染めずどこか陰のある高校生・工藤要を、宇垣は陽介の妻で同じ高校で教師として働く舞を演じる。

飯島は陽介について「悪いやつですよね」と苦笑いで紹介し、「陽介というキャラクターはすごくぶっ壊れたキャラクターだなと思いました。リアルな重たい地獄のような空気感や、人間の欲望が陽介には詰まっていると思います。それをどう演じるかを現場で考えました」と話す。

不倫をする男の役ということで、飯島は「いかにうまく嘘をつくか、欺くかを考えました」とも述べ、「でも同時に陽介はピュアでもあると思ったのでそこも大切に演じました」と現場での役作りを回顧。
司会者からは「嘘をつくの、飯島さんは得意ですか?」との質問も受けたが、「僕自身ですか? 秘密です」と即答して笑わせた。

共演者の愛されポイントが話題になると、森は飯島の素の表情を紹介した。「飯島さんは容姿とか声とか、一緒にいると撮影していても安心するというか、自然とついていきたくなる雰囲気が漂っていて、一緒に仕事してよかったなって思いました」とコメント。続けて「クールな方だと思っていたら、明るい雰囲気で、そこをギャップに感じました。サウナの話をしたりしたんですけど、一緒に行きたいなと思いました」と話し、飯島はこれに嬉しそうな表情を見せ、「教師役なので、生徒役とはワンランク上の大人っぽさを出していました」と話して笑顔を見せた。

大人を翻弄する小悪魔的なヒロインを演じた田中は「なかなかこういう役に出会うことは少ないので、頑張りました。
自然に演じるとインパクトが弱くなったり、由良ちゃんらしさがなくなるので、原作に忠実に演じました」と役作りについて語った。飯島も田中の熱演について「由良役へのチャレンジや、熱意がすごかったです。この人は役者魂があるなって思いました」と絶賛する。飯島は「(ビンタなど)過激なシーンも出てくるんですけど、『飯島さん、ぶってください!』って。その気持ちを崩しちゃいけないなって、僕も役者としてすごく勉強になりました」と感想を述べる。

田中は「一つだけ魔法が使えるなら」のお題がトークテーマに上がると、飯島とのキスシーンを回顧。
「キスシーンの時に身長が足りなくてできなかったんです。カメラが映していないところで飯島さんが足を曲げてくれて、申し訳ないなって。もう少し高くなりたい」と話した。

宇垣は不倫をされる妻の役。役の感想を問われると、「かわいそうなことしか起きない。第1話の後はもっとひどいことになります。
巻き込まれて散々な目にあう舞ちゃんだけど『頑張れよ』って励ましながら演じていました。私が舞ちゃんなら(陽介を)ぶっ飛ばしてしまうと思います」と撮影を振り返っていた。