「ネピア鼻セレブマスク」シリーズに、リサイクル可能な紙パッケージ品を追加ラインナップ紙製でありながら透明で中身が見える新包装材「紙(かみ)エール」を採用 (2022年5月27日)

王子ネピア株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：用名浩之）は、兼ねてより販売中の「ネピア 鼻セレブマスク」シリーズに、リサイクル可能で環境に配慮した紙製パッケージ品「ネピア 鼻セレブマスク 紙エールパッケージ」を追加ラインナップいたします。まずは法人向けのノベルティ商品として、5月下旬より取り扱い開始予定です。[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1213/59264/700_311_2022052709420162901e5961ce4.PNG 近年、地球温暖化対策による温室効果ガスの排出量削減と、海洋汚染の対策の一環として脱プラスチックの社会への取り組みが加速しております。王子グループでは、プラスチック使用量を削減するために紙で、プラスチックの代替をはかる製品開発を進めています。プラスチックのポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)は 透明性が高く、フィルムパッケージに広く使用されていますが、紙自体を透明にすることにより、紙の代替パッケージ開発の可能性は高まると考えています。そこで、この度「ネピア 鼻セレブマスク」のパッケージ（透明窓付）に、リサイクル可能で中身が見える 「紙エール」を採用いたしました。「紙エール」はリサイクル可能な紙素材でありながら、中身が見えるように紙自体に一部を透明化した特殊な加工を施しており、株式会社イムラ封筒と王子マテリアで開発した新規包装材です。 当社はこれまでも業界に先駆けてFSC&reg;認証紙の採用や、バイオマスインキの使用、また、パッケージフィルムを紙で包装化した商品の開発など環境負荷低減に取り組んでまいりました。今後も、紙パッケージの開発やラインナップ拡充など、環境にやさしい素材を使用した商品づくりを通して、持続可能な社会に貢献できるよう、様々な取り組みを行ってまいります。＜紙エールについて＞・山荷葉の花をヒントに紙の透明化に成功 リサイクル可能で且つ中身が見える紙パッケージ「紙エール」には、水に濡れると白い花が透明になる「山荷葉」の花をヒントに、王子マテリアが開発した紙「サンカヨウ」を使用しています。「サンカヨウ」は、使用パルプの最適化と抄紙技術の検討で特定樹脂の浸透性を高め、より効率よく透明化させることが可能です。また、リサイクル時の離解性を向上させ、透明化してもリサイクルが可能な新規包装用紙です。[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/1213/59264/275_300_2022052709421062901e626cc8d.jpg栂池自然園のサンカヨウ（出典：栂池ゴンドラリフト株式会社）・透明性とリサイクル性の両立 紙パッケージの透明窓は従来、包装の一部を切り取り、そこにプラスチックフィルムや透明度の高い紙素材を別途貼り付けて製造していました。「サンカヨウ」を使用した「紙エール」は、素材自体に一部分の透明度を高める加工を施すことにより、別素材を別途貼り付けること無く包装の中身の見える化に成功いたしました。これにより、プラスチックフィルム窓の分別作業などが不要となり、そのまま紙としてのリサイクルが可能となりました。また、透明にする部分の形状を自由に変更することができるため、今後パッケージ表現の自由度を格段に高めることが可能です。＜王子グループの取り組み＞https://ojiholdings.disclosure.site/ja/ 王子グループは、森林資源をサステナブル・ビジネスモデルの中心と位置づけ、「持続可能な森林経営」を実践しています。事業を通じ、持続可能な社会へ貢献してまいります。王子グループが保有・管理する王子の森は、日本国内だけでなく、海外にも広がり、総面積は約58万ha（東京都の約2.5倍）です。※2021年現在