これまで「マネーフォワード」で利用履歴のデータを自動取得し、管理することができるのは、Webでの利用履歴照会が可能なモバイルSUICAに限られていた。しかし、この「ICカードリーダー by マネーフォワード」を使えば、全国46種類の交通系ICカードのデータを管理できる。
アプリを起動し、カードを端末にかざしさえすれば、すぐに読み込みがスタートし、カード情報の読み取りが完了すると、カードの残高や入出金明細が表示される。わざわざ乗降車時や駅改札の券売機を使ってチェックしなくとも、いつでもどこでも気になったときに、ユーザーがカードの残高を確認したり、移動や買い物で使用した履歴をチェックしたりすることが可能となる仕組みだ。
読み取ったカードからのデータは、CSVファイルで出力することも可能で、電子メールで送信したり、Google DriveやDropbox、Evernoteなどのクラウドサービスへアップロード・保存したりすることもできる。
また、11月末に提供開始予定とされている、マネーフォワードのクラウド型経費精算・経費管理サービス「MFクラウド経費」(β版)との連携が、12月初旬にも実現するため、ビジネスパーソンのカードを用いた交通費等の管理も簡単になるという。
これまでビジネスにおける経費精算では、手作業で訪問先の履歴を管理し、交通費を割り出さなければならなかった。しかし、「MFクラウド経費」(β版)と「ICカードリーダー by マネーフォワード」をあわせて用いることで、クレジットカードや電子マネーでの利用履歴自動取得はもちろん、交通系ICカードでの利用履歴も取得し、一括管理できるようになるため、経費の精算・管理や会計処理がぐっと簡単になる。
なお「MFクラウド経費」も、β版期間中であれば無償提供される。
(画像はプレスリリースより)