スマホ以外のUSBデバイスの充電も
お湯を沸かしながらスマホなどの充電ができてしまうという便利なポット「POWER POT」をご紹介。

見た目は普通の鍋。
水を入れ、火にかければOK。付属のケーブルからUSBケーブル経由で充電できるという仕組みだ。スマホに限らず、USBで充電できるデバイスなら何でも充電可能。用途としては、キャンプや登山はもちろん、非常時の充電用電源としても活躍してくれそうだ。下部にプロモーションビデオを転載するので、ご参照を。

この「POWER POT」はクラウドファンディング「Kickstarter」で資金の調達に成功している。
その際の目標額は5万ドルだったが、それを遥かに上回る12万ドル以上(約1,100万円)の出資を獲得、期待の高さが伺われる結果となった。

天候にも左右されず、いつでも発電
仕組みとしては、熱から電気を取り出すことのできる「熱電変換」という現象を利用している。物質の両端に温度差を与えると電位差が生まれるという物理現象。物理学者トーマス・ゼーベックが発見した現象で「ゼーベック効果」と呼ばれる。詳しい解説は下記のリンク先で見ることが出来るので、ご参照を。

「POWER POT」の場合は、ポットの中の水と熱源(コンロの火など)との温度差を利用している。
「温度差」さえあればよいので、たとえば温泉があれば、ポットに雪を入れ、暖かい温泉の湯に浸しても発電可能(実際に検証している動画もあり)。ソーラーパネル式充電器のように天候や時間帯に左右されないのが強みだ。

価格はUSBへの変換ケーブルなどもセットになって149ドル(約14,000円)となっている。ポット単体の重さは343gと軽量だ。

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