現場のニーズに沿った製品を提供
長瀬産業株式会社は、2020年5月12日、医療機器・ヘルスケア領域の新製品・新サービス開発を目的とする資本業務提携契約を、株式会社Kompathとの間で締結したと発表した。

長瀬産業は、化学品・合成樹脂・化粧品などの輸出・輸入・国内販売を手がける企業。
Kompathは、医用画像処理に特化したベンチャー企業。両社の提携では、医療現場のニーズに沿った製品・サービスの提供が、双方の強みを活かす形で目指される。

長瀬産業とKompath
長瀬産業は、化学を基盤として幅広い商材を取り扱うと共に、柔軟に事業の転換も果たしてきた。現在は、医用画像処理にかかる新技術に注目しており、2017年からはイスラエルのベンチャー企業が開発した医用画像ノイズ低減ソフトも販売。ビジネス領域を拡大し続けている。

今回同社が提携するKompathは、東京大学発の特許を活用した医療機器の研究開発に取り組んでいるベンチャー企業。
医用画像処理とAIの機能開発には特に強みを持ち、タブレット型医用画像ビュワーや、高精細な3D解剖画像の可視化ソフトウェアなどを既に開発している。

医療現場へのネットワークをKompathと共有
今回の資本業務提携により長瀬産業は、同社が持つ医療現場へのネットワークをKompathと共有。現場の声をKompathの研究・開発にフィードバックさせることで、よりニーズに沿った製品・サービスの提供を目指す。また今後は、医用画像処理サービスの統合的なプラットフォーム事業への参画も、計画しているという。

長瀬産業はKompathと共に、先端技術を用いた医療業界でのイノベーション創出と、イノベーションを通じた患者のQOL向上を図るとしている。

(画像はプレスリリースより)

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