定額制の多拠点コリビング『ADDress』を展開
株式会社アドレスは、2020年8月6日、第三者割当増資によるシリーズBラウンドの資金調達を実施したと発表した。

同社は、定額制の多拠点コリビングサービス『ADDress』を展開している企業。
この第三者割当増資では、株式会社オプトベンチャーズより社名を変更したBonds Investment Group株式会社が、リード投資家として参画している。

人口をシェアリングするMaaS経済圏の実現を目指す
アドレスは、「#全国創生」というスローガンに掲げて、サービス『ADDress』を展開している。この『ADDress』は、全国に立地する登録拠点へ自由に住めるコリビングサービスを、定額制で提供するというもの。多拠点居住を通じて地方への「帰属」と生活の「回遊」を促進し、全国各地の関係人口増加を加速させている。

同社はまた、『ADDress』と移動プラットフォームとの連携を進めることで、移動の定額化や日本全国におけるコミュニティ構築も企図。少子高齢化が止まらない人口減少社会において「移住」を進めず、むしろ都心部と地方が人口をシェアリングするMaaS経済圏の実現を目指している。


山口フィナンシャルグループも出資に参画
今回アドレスが実施した第三者割当増資では、リード投資家であるBonds Investment Groupと共に、株式会社山口フィナンシャルグループが出資するUNICORNファンドと個人投資家が参画。山口フィナンシャルグループは山口県・広島県・福岡県の活性化に注力しており、リモートワーク・ワーケーション推進の面からもアドレスに注目しているという。

なおアドレスは、シリーズBラウンドにおいて引き続き追加調達を実施し、同年9月中に完了する予定としている。

(画像はプレスリリースより)

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