運転者の危険運転行動を検出可能に
2021年5月14日、株式会社ティアフォーは、ミナミホールディングス株式会社と共に、AI教習システムの製品化に向け、「AI教習所株式会社」を設立すると発表した。

AI教習システムとは、現在の運転教習所で行われている検定や教習を、AIが指導員に代わって行うものである。


人の目の動き、体の動作を検知し、障害物などの道路状況変化と勘案し、衝突などを引き起こす危険な運転行動であるかどうかを判断できるものである。

今までは、指導員が危険な運転行動を指摘、指導してきたが、このシステム導入によりAIが代わりに担うことが可能になる。

高齢化による影響が大きくなっている
高齢ドライバーの増加に伴い、教習所での高齢者教習が必須となるに従い受け入れ件数が増加しているが、新規免許取得対象者も今まで同様に受け入れるため負担が増えている。

加えて、指導員の高齢化もあり負担増加となっており、最終的には人材不足となっている。

これらの問題を解消するため、人による指導や検定ではなく、AIに担わせることで負担軽減と受け入れ件数の拡大につなげようとするものである。

近い将来、指導員が助手席で指導するという姿が無くなるかもしれない。


(画像はプレスリリースより)

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