
●ライズ ハイブリッド
ポール側面衝突試験については左右の試験を実施する必要があり、その試験データの提出が必要となる。

ポール側面衝突試験とは、電柱などを模した直径254㎜のポールに対して車両が75度の角度になるように配置し、反対側から32㎞/hの速度で衝突させて乗員の保護性能を測る試験。運転席側を測る際には左側から衝突させ、助手席側を計測する際には右側から衝突させる。
ダイハツは2023年4月28日に海外向け車両の側面衝突試験(UN-R95)の認証申請について不正行為があったことを公表しているが、その後に社内の総点検を行うなかで5月18日に今回の事案が発覚し、5月19日に不正を確認、国土交通省に報告したという。
なぜ左側のデータを提出したのかなどの原因は調査中であり、今後の対応については現在確認中であるとしている。
当該車種については出荷・販売を停止。対象台数は2021年11月の販売開始以降、ダイハツ ロッキー ハイブリッドが2万2329台、トヨタ ライズ ハイブリッドが5万6111台。
近いうちに新型ムーヴが発表されるといわれているが、今回の不正公表を受けてさらに遅れるかもしれない。
〈文=ドライバーWeb編集部〉