彼は夏休みに出される自由研究が大の苦手。まだ夏休みが始まっていないのに、今年も出されるであろう自由研究にビビりまくっているのだ。そこで、夏休みになる前に一度練習しておこうという「Pre自由研究」を一緒に行うことにした。
まずは題材選び。やはり題材にはこだわりたい。せっかく調べた研究が誰かとかぶっていて、二学期しょっぱなからヘコむなんて悲劇は避けたい。そこで「目黒寄生虫館」をチョイスした。いくらなんでも自由研究に寄生虫を持ってくる輩はいないだろう……。
珍しい寄生虫の世界を堪能できる、世界で唯一の寄生虫専門の研究博物館、それが「目黒寄生虫館」だ。1993年に建物をリニューアルして以来、その珍しさから多くの人が来館しているのだとか。夏休みには子ども向けのイベントなども行われるので、自由研究の題材にはオススメの博物館だ。
では気になる「目黒寄生虫館」の内部へ……。
入ると、さっそく寄生虫ワールド全開。ホルマリン漬けにされた寄生虫がズラリと展示されている。このホルマリン漬け、寄生虫が寄生している状態で展示してあるので迫力満点! どういう動物の、どの部分に寄生しているかがよくわかる。寄生虫の寄生っぷりが見れるのはなんとも貴重だ。
2階では、パネルなどで寄生虫や寄生虫病のことを説明している。そして、なんといっても「目黒寄生虫館」の目玉展示標本、8.8メートルのサナダムシ!