マウスパッド投げの世界一を決める「マウスパッド投げ世界大会」。
応募総数423名、観客数530名と、過去最大級の規模となった今大会。主催者である日本マウスパッド投げ連盟(日マ連)の松永氏に2008年大会を総括してもらった。
「予想を遥かに超える人数が集まっていただきまして、本当にびっくりしました。残念ながら新たな世界記録はでませんでしたが、全体的な競技レベルが上がっているなと、ひしひしと感じましたね。今年の風は終始アゲインストだったのですが、皆さん好記録を連発されていました」
惜しくも世界記録の更新はなかったが、全体的なレベルは上がっているとのこと。前回大会のチャンピオンですら、今年は表彰台に上がれなかったのだ。そんな群雄割拠の中から見事チャンピオンに輝いたのは、60メートルという史上2位の記録をたたき出した神野氏。
「綺麗な放物線が印象的でした。美しい投てきでしたね。もし風がアゲインストではなくフォローだったら、世界記録の更新もあったかもしれません」と松永氏も絶賛。おめでとう!
さて、2008年大会からは、部門別での表彰も行われた。
アンダー12部門では、弱冠7歳で21.4メートルという記録をたたき出した逸材も登場した。若手の活躍を連盟はどうみているのか?
「7歳で21メートルというのには、本当に驚きました。会場も騒然としましたね。ユース世代が育つのは競技レベルの底上げにも繋がります。ですので、これからも若手の育成には全力でとりくんでいきます」とのこと。
さらに、投げる姿のおもしろさで優勝が決まるパフォーマンス部門で事件が!
競泳界で波紋を呼んだ「レーザー・レーサー」問題が、なんとマウスパッド投げ世界大会にも飛び火。「レーザー・レーサー(自作)」を着用して投てきを行った小野選手が、パフォーマンス部門を圧倒的な強さで受賞したのだ。
「スーツ姿の名物選手や、白い全身タイツ、シェフの格好、くいだおれ太郎など、おもしろい方が何人もいました。格好以外にも、投げる前に小芝居をした方の評価も高かった……。しかし、結局レーザー・レーサーということになりましたね。話題性もありましたしね。
……恐るべし、レーザー・レーサー……。
ということで、今年も多いに盛り上がった「マウスパッド投げ世界大会」。今後マウスパッド投げはどこへ向かうのか聞いてみた。
「もちろん1年後には、弟4回大会を行う予定でいます。遠方からの選手達のために、オフィシャルのホテルなども用意しようかなと思っているので、本当に全国規模のものになるのではないでしょうか」
マウスパッド投げ世界大会2008の模様は、テレビ放送(テレビ愛知)もされる。松永氏いわく、「絶対におもしろい!」とのことなので、見ることできる人は是非とも熱き戦いを目撃されたし!
テレビ放送とは別に、DVDのリリースも予定されているので、詳細は日マ連の公式ページで確認していただきたい。
(ドープたつま/studio woofoo)
・日本マウスパッド投げ連盟公式HP