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体温って、耳で測るほうがなぜ早く出るの?

       
病院などでときどき出合う「耳式体温計」。
瞬時にピピッと検温してくれ、非常に便利なものだ。
「こんなにも早く測れるなら、もっと耳式体温計が普及すれば良いのに」と思ったりもするが、金額的に脇で測るタイプより高いせいもあり、一般家庭で持っている人はまだまだ少ないのではないだろうか。

さらに、耳式と脇で測る体温では、差が生じることもあるようだ。
これはなぜなのか。

『知って得! 正しい医学知識』(盛隆出版)の著者で、医療法人社団池谷医院の池谷敏郎院長に聞いた。
「実測式の体温計は、測定部位の温度が、これ以上高くならないという状態まで測定した体温を示します。脇の場合は、10分前後の時間が必要です。一方、予測式の場合、開始後1分ほどの温度の上昇の程度から、10分後の測定温度を予測して、体温を表示します。そのため、1分程度で、ほぼ正しい体温を推定することができるんですよ」

耳式の場合は、耳の中の鼓膜の周囲の温度に相当して放出されている「赤外線の量」を測定することで、体の内部の温度、体温を表示するのだそうだ。
「赤外線」と聞くと、ちょっとギョッとするが、実は私たちの体からは、常に温度に見合った赤外線が出ているのだという。

では、そもそもなぜ、体温を測る際、これらの部位が選ばれるのかというと……。
「人の体は、部位によって体温が違うもの。手足や体の表面は低く、胸、心臓、腹部といった体内は、温度が高めに保たれています。体内の温度は安定しているため、できるだけこれに近い体温を測る必要があるんですよ」

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2008年10月31日のコネタ記事

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