最近、町を歩いていると、スキー用のポールを持って歩いている人を見かけます。最初はたまたまかな~と思っていたのですが、何人も見かけるとどうやら違うよう。

歩いている人に声をかけたところ、中高年に流行しはじめた「ノルディックウォーキング」という新しいスポーツなのだそう。

ノルディックウォーキングは、ヨーロッパから広がり、今や全世界で人気になりつつあるエクササイズのひとつなのだとか。もともとクロスカントリースキーの選手たちが、夏の間の体力維持・強化トレーニングとして行っていたスキーウォークという運動を、ポールを使った簡単な歩行運動として発展させたのがノルディックウォーキングのはじまり。フィンランドでの発表後、たちまち年配の方や、体力のない方でもできるとして広まり、現在ではドイツ、オーストリアなどヨーロッパを中心に人気が高まっているんだそう。

いや~、たまに見かける人たちの、個人的なものじゃなかったんですね、やっぱり。
「季節を問わず誰でも簡単にはじめられ、しかも5~10分の運動でエクササイズ効果を実感できますよ。専用のポールを使用するウォーキングは、効果的な有酸素運動として、下半身だけでなく腕、上半身の筋肉などの全身を使うエクササイズになります」と、最近インストラクターの資格を取ったというノルディックウォーキング・ファン女性。

どうやら、ふつうのウォーキングをするより、もっと体にいいってことですね。
ファンの女性いわく、「ノルディックウォーキングの動きは身体にある90%の筋肉が使われます。なので、通常のウォーキングと比較すると、約40~50%増しのエクササイズ効果があります。ノルディックウォーキングは、持久力の向上、上半身および下半身の様々な筋肉の強化、メタボ対策、そして肩こり対策にもなるんです。さらにポールを持つことにより、歩行姿勢が正しくなりますよ」

では、ちょっと教えてもらって、カシハラも歩いてみましたよ。

実際の歩き方はカンタン。通常の歩幅より少し大きく歩くように。ポールをもつ腕を胸の高さ位まで大きく振ることにより、自然に歩幅が広くなります。ポールは踏み出す足方向ではなく、かかと付近を突くようにして、上半身とのリズムでポールをできるだけ後方へ押しやるようにして歩くのが基本とのこと。

ちょっとマネしてみただけで、たしかにカラダのいろんなところを使っているのがわかります。なんだか物すごい効果がありそうな気が……。

ウォーキングブームの次は、コレがブームになるか!?
(カシハラ@姐御)
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