「ねえ、このテレビって大型テレビ?」
小2の娘の友達に聞かれ、ふと考えた。
「さあ。
わが家のテレビは32インチ。自分にとっては十分な大きさだが、「うちのテレビのほうがもっと大きいよ!」という、娘の友達の無邪気かつ心ない一言に打ちのめされ、改めて考えた。
「いま、大型テレビもしくは大画面テレビって、どのくらいからを言うんだろう?」
子どもの頃は、21型ぐらいでもかなり大きく見えたものだが、いま、家電量販店の冬のパンフレットを見ると、「大画面テレビ」と紹介されていたのは、47インチばかりだった! もしかして、いま、「大型」と言われる基準はここまできちゃってるのか。
家電量販店の店員さんに聞いてみると、「大型というと、よく出る32インチ、37インチぐらいからでしょうか」などという曖昧な答え。
液晶テレビといったら、やっぱりシャープ。というわけで、「シャープ液晶テレビ アクオスサポートステーション」に聞いてみると……。
「シャープの場合ですと、お客様に『大型』『大画面』とご説明しているのは、だいたい26型以上になります」
なんと!? 実は26型ぐらいがいちばん売れていたりする?
「いえ、お問い合わせの多いのは32型や37型ですが、なぜ26型からを大画面としているかというと、修理などに出していただくとき、すぐ対応できるサイズが26型からということがあります」
さらに、人気の「亀山モデル」が、26型からつくられているというのも、一つの目安になっているそうだ。
基本的には、自分にとって「大きい」のなら、それで十分ではあるわけだけど、部屋の広さに対して適している大きさはどのくらいなのか。
「一般的な目安としては、画面の高さに対して3倍以上の距離から見るのが最適です。液晶の場合は、液晶の部分に対する高さですね」
ただし、これはハイビジョンとフルハイビジョンでも違い、フルハイビジョンの場合は3倍だが、ハイビジョンでは4.2倍なのだそうだ。
「ハイビジョンとフルハイビジョンでは、画面を構成する点の数が違います。ハイビジョンのほうが、フルハイビジョンよりも画素数が少ないため、近い距離ではアラが見えてくる可能性があるんですよ」
というわけで、ハイビジョンの場合、32型なら165センチ、37型なら194センチが最適な距離という目安になるのだそうだ。
さらに、ブラウン管から買い替える場合は、ブラウン管と同じサイズではなく、やはり「画面の高さ」にあわせたほうが、違和感がないという。
一般的に、多く出まわり、修理も多い「大型」の基準は26型以上。ただし、自分の部屋の広さ、テレビとの接し方で、その基準は大きく違ってくるのかもしれません。
(田幸和歌子)
小2の娘の友達に聞かれ、ふと考えた。
「さあ。
そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
わが家のテレビは32インチ。自分にとっては十分な大きさだが、「うちのテレビのほうがもっと大きいよ!」という、娘の友達の無邪気かつ心ない一言に打ちのめされ、改めて考えた。
「いま、大型テレビもしくは大画面テレビって、どのくらいからを言うんだろう?」
子どもの頃は、21型ぐらいでもかなり大きく見えたものだが、いま、家電量販店の冬のパンフレットを見ると、「大画面テレビ」と紹介されていたのは、47インチばかりだった! もしかして、いま、「大型」と言われる基準はここまできちゃってるのか。
家電量販店の店員さんに聞いてみると、「大型というと、よく出る32インチ、37インチぐらいからでしょうか」などという曖昧な答え。
液晶テレビといったら、やっぱりシャープ。というわけで、「シャープ液晶テレビ アクオスサポートステーション」に聞いてみると……。
「シャープの場合ですと、お客様に『大型』『大画面』とご説明しているのは、だいたい26型以上になります」
なんと!? 実は26型ぐらいがいちばん売れていたりする?
「いえ、お問い合わせの多いのは32型や37型ですが、なぜ26型からを大画面としているかというと、修理などに出していただくとき、すぐ対応できるサイズが26型からということがあります」
さらに、人気の「亀山モデル」が、26型からつくられているというのも、一つの目安になっているそうだ。
基本的には、自分にとって「大きい」のなら、それで十分ではあるわけだけど、部屋の広さに対して適している大きさはどのくらいなのか。
「一般的な目安としては、画面の高さに対して3倍以上の距離から見るのが最適です。液晶の場合は、液晶の部分に対する高さですね」
ただし、これはハイビジョンとフルハイビジョンでも違い、フルハイビジョンの場合は3倍だが、ハイビジョンでは4.2倍なのだそうだ。
「ハイビジョンとフルハイビジョンでは、画面を構成する点の数が違います。ハイビジョンのほうが、フルハイビジョンよりも画素数が少ないため、近い距離ではアラが見えてくる可能性があるんですよ」
というわけで、ハイビジョンの場合、32型なら165センチ、37型なら194センチが最適な距離という目安になるのだそうだ。
さらに、ブラウン管から買い替える場合は、ブラウン管と同じサイズではなく、やはり「画面の高さ」にあわせたほうが、違和感がないという。
一般的に、多く出まわり、修理も多い「大型」の基準は26型以上。ただし、自分の部屋の広さ、テレビとの接し方で、その基準は大きく違ってくるのかもしれません。
(田幸和歌子)
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