今日、様々なメーカーから出ているインスタントコーヒーは種類も豊富。でも、コクがあったり、香ばしかったりと味には満足しても、コーヒーマシーンで作る泡立つようなコーヒーはなかなか作れないと思いませんか?

以前、アルゼンチンの友人に教えてもらったのですが、インスタントコーヒーでも泡立つクリーミーなコーヒーが楽しめるんです! アルゼンチンの家庭で一般的な方法なのかはさだかではないのですが、友人の家庭では必ずこうして飲んでいるそう。
作り方をクリーミーに仕上がる理由も含めて紹介したいと思います。

まずは、私の実践してみた家庭でのコーヒーの作り方。

1.市販のインスタントコーヒー小さじ2~3杯をカップに入れます
2.そこに砂糖小さじ1~2杯(適量)と、熱湯小さじ2分の1杯~1杯を徐々に入れ、よくかき混ぜます(熱湯は入れすぎるとさらさらになってしまうので、混ぜながら量を調節してください)
3.混ぜれば混ぜるほどいいのですが、コーヒークリームのように白く粘り気が出てきた頃が目安
4.熱湯を注ぎ、よくかき混ぜます(お好みで温めた牛乳を注ぐと、よりクリーミーに!)

できあがり。

個人的には『ネスカフェ エクセラ』が一番おいしく仕上がったので、ネスレ日本株式会社の広報室に、なぜこの方法で泡立つのか? と問い合わせてみた。
「砂糖の特性をいかした作り方なので、もちろん他社のものでも泡立つと思われます。砂糖の親水性の特性上、入れた水を抱え込み、かき混ぜることによって空気も抱き込みます。
その抱き込んだ空気が注いだ湯を加えることによってコーヒー液の表面に浮かぶからだと思います」

混ぜるほどおいしく仕上がるのは、空気を抱き込む量が増えるからだったのか。試している人は他にもいるのか尋ねてみると、「関西で有名なフランス料理店のあるシェフが、この飲み方が美味しいので、いつもこの作り方をされていると聞きました」と言っていた。

この方法を知ってからは私もいつもこれだ! ちなみにインスタントコーヒーと抽出したコーヒーとでは大きく何が違うのだろうか?

「レギュラーコーヒーの抽出でクレマ(表面の細かな泡)が立つものは、一定の温度と圧力がかかることにより、豊かなクレマが発生しています」

温度と圧力はさすがに自分では操れないので、私の方法には砂糖! 熱湯! 混ぜる! の3点が必要になってくる。
砂糖の代わりにコーヒーミルクでも試してみたところ、こちらもあとからコーヒーミルクをいれるよりもクリーミーに仕上がった。ミルクのみがお好みの方はこちらで。

コーヒーに砂糖を使用する人、カフェオレが好きな人は是非試してみてほしい!
(楓 リリー)