――ボックス型のトイレ『ドギレット』が開発された理由は?
「オス犬が足をあげておしっこをするとき、トレイの周囲にこぼれることがよくあります。ひどい場合はマーキングの意味でトイレ以外の場所にひっかけたりすることも。また、最近のトイレシートはニオイは防ぐのですが、シートの汚れが丸見えです。そこで、ボックス型にすることでオス犬は箱の内壁にオシッコができるので、きちんとしつけさえしていれば、壁や床などを拭いて回る必要はなくなるうえ、シートの汚れを外から見えないようにする効果もあるわけです」
――『ドギレット』の使い方は?
「環境に優しいプラスチック段ボールを使用したドギレットと、アクリルを全面に使い、希望サイズに合わせてオーダーメイドできる『ドギレットプラス』の2タイプがあります。両タイプとも、内壁両面に付属のトイレシート用クリップでトイレシートをセット。床面にも敷いてセットアップ完了です。汚れがついたら、シャワーでさっと流すだけでオッケーです」
――評判や売れ行きは?
「当サイトでは2008年4月から販売開始しましたが、当初予想していた以上に売れました。販売開始後1年以上経過した今でも、その勢いは止まりません。オシッコで部屋を汚されることに悩んでいる人や、犬のトイレにインテリア性を求めている人などに強く指示されているからでしょう」
確かに、従来の犬用のトレイ型トイレは、部屋のイメージを損なう存在だった。それが、おしゃれな箱型にすることで、部屋のインテリアになってしまうとは!
犬のトイレも進化したものだ。
(羽石竜示)