犬の室内用トイレっていうのは大抵、プラスチックのトレイタイプ。それに吸収シートを挟んでおいて、汚れたら新しいのに取り替える。
これが定番だが、正直部屋の中に置いて、気分のいいものとは決していえない。ところが、プラスチックではなく人工大理石(コーリアン)でつくられた高級トイレがある。果たして、どんなものなのか。

人工大理石(コーリアン)は、システムキッチンの天板などに使われることが多い自然素材の美しさをモチーフにした人工素材。耐熱、耐衝撃性、耐候性、耐汚、耐水が特徴。この人工素材を使用した『only one(犬のトイレ)』(「we」ブランド、sumainu販売)は、犬のおしっこが染み込まず、24時間放置した状態でも水拭きなどで簡単に拭き取れ、染みにならないという。

製造は日本の熟練職人によるオールハンドメイド。使い方は磁石式のフタを開閉してシートをセットするだけ。石材の適度な重さによって設置した場所からずれにくいというメリットもある。

で、なんと意外にもアップルのMacBookをイメージして作られているのだ!? そういわれてみれば、角丸シェイプでシャープな印象はなんとなくMacBookに似ていなくもない。
「小脇に抱えて持ち運んでもさまになりそうな感じがしてきます」(sumainu)って、犬のトイレですよね、あくまでも!

素材の特性やデザインコンセプトはわかったが、そもそもどうしてこのようなトイレがつくられたのだろうか。
「来客時でも隠さなくて良いインテリア性の高いトイレ、というニーズに応えた結果、誕生しました」(同)

犬は家族の一員、室内犬として人間と同じ空間で生活するようになっている昨今。
犬のトイレが見栄えよく、高級感があるものが求められているというもうなずける。そういえば以前「おしゃれな箱型の犬用トイレが人気なワケ」で『ドギレット』を紹介した。その製品も、室内の清潔感やデザイン性を重視するトイレだった。

たかがトイレ、されどトイレ。もしかして、犬を飼う人たちだけでなく、犬自身にとってもトイレはキレイなほうが気分がいいのではないだろうか。
(羽石竜示)
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