つまりは失恋? っていう人も数多くいるのではないでしょうか。(?)
そんな失恋の痛手をおった人向けに発売されている「失恋回復手帳」。はたしてこれで傷ついた心は
回復できるのか? 発案者の藤田さんにそのあたりを聞いてみた。
この失恋回復手帳はもともと、京都のフリーペーパー制作会社「SCRAP」が開発したもの。
同社には学生さんのボランティアが多く、学生とスタッフでアイデアを持ち寄り、なにかグッズと作ろうと考えたところ……。いざというときに必要な防災グッズにしよう! と決まった。さらに具体的な災害について話しあったところ、学生さんたちにとって1番深刻な災害といえば、「失恋」だ! という結論にいたり、失恋対策グッズが生まれたのだそう。
失恋に関するアンケートをとったところ、失恋から立ち直るのに必要な期間は、平均3カ月。どんなに辛い失恋でも、この3カ月をめどに元気になってもらいたい、と開発されたのがこの失恋回復手帳。学術的見地から考えると、失恋から立ち直る重要なポイントは、客観的に自分の状態を見つめ直すこと。この手帳では、気持ちの変化を日々グラフに記録することで、自分の状態を客観的に知ることができる仕組みになっている。さらに、心を動かす名言や、失恋したときにこと観てほしい映画や、本などが紹介されており、読んでいるだけでちょっと気持ちが前向きになってくる。
購入者からは、日記をつけることで癒されたり、自分を見つめ直すいい機会になったという意見が多く寄せられている。さらに、3カ月経つ前に回復することができたという声もあり、これは失恋回復手帳の効果なのかもしれません。
初版が発売されたのは、2009年のクリスマスイブ。それ以後、恋愛イベントシーズンの3月半ばまで、まだまだ売れているのだとか。購入者は圧倒的に女性。どちらかというと本人が使うと言うよりも傷心のお友達にプレゼントしたいという理由で購入する方が多いのだそう。年齢層は20~30代ですが、中には50代の方もいらっしゃるそうです。失恋の克服って年齢じゃないですよねぇ。
失恋回復手帳は、ひとつひとつがスタッフの手作業で送られるので、手作業の温かみに触れるのも癒される要素のひとつ。中でも、失恋回復手帳の表紙にいるふくろうの涙はスタッフがみんなで手塗りしたという世界に同じものがない正真正銘のオリジナル!
涙の色も傷ついた心には、じ~んと感じ入るのかもしれませんねぇ。
(カシハラ@姐御)