例えばジム通いも、一人でやるよりもう一人がいた方が頑張れる。自分以外の誰かがいるからこそ、中途半端にさぼれないし、誰かに報告してリアクションがあれば張り合いも出てくる。
そして、さぼりたくないものと言ったら、他に“ダイエット”があるだろうか。頑張るか頑張らないかは、自分のさじ加減ひとつなのだからタチが悪い。
だが、今回のこのダイエットは一味違う。株式会社GREENGATEが手がける「赤ペン添削ダイエット」には、確かにそこに“張り合い”があるのだ。
このダイエット、巷ですでに人気の「レコーディングダイエット」(食べたものをノートに記録し、食事内容を再認識。食生活の改善に役立てる)に、“交換日記”の要素をプラスしたもの。
まず、1冊(2週間分)のノートに食事内容などを記入。そして、それを同社に郵送。すると、自分が記入した内容に栄養士の先生が赤ペンで添削。愛あるアドバイスだったり、ダメ出しだったりが書かれたノートが返送されてくるのだ。
ノートに書く項目は、事細かに設けられている。「体重」「睡眠時間」「便通」「食事内容」「食事時間」「満腹レベル」などなど。もう、記入してるだけでダイエットに対しての士気が上がっていきそうではないか。
実は、同社がこの「赤ペン添削ダイエット」のサービスをスタートしたのは昨年の6月。それ以前より行っているサービスとして、訪問タイプの食事カウンセリングがあった。
これは、利用者のお宅にお伺いし、相談を受けるというもの。食事内容を聞いて、それに対するアドバイスや資料を渡し、アフターケアするというやり方。そこでは、「~を減らしてやせる」と食事制限でダイエットを促すのではなく、“食事自体を変える”という考えの下にアドバイスを送ってきた。
そして今回のダイエットは、その延長線上にある。返ってくるノートには「野菜が足りてませんよ」と、栄養面に関して厳しく忠告する場合も。
要するに、体重を落とすことだけが真の目的ではないのだ。体重面だけでなく、健康的な食事内容を推奨する栄養士からのアドバイスなのである。
気になる方は、同社のウェブサイトから申し込みをしてみては。料金は税込み、送料別で、2週間コース(1冊分)が3,150円。1カ月コース(2冊分)は5,250円。
ところで、肝心の効果のほど。このダイエットは「○週間で何キログラムやせる」といった目先の減量効果だけを謳うものではない。だが、「じっくりと正しい食事習慣を身につけていけば効果も自ずと表れてきます」(担当者)とのことなので、焦りは禁物。短絡的ではなく、芯から体質を変えていく。そんなやりとりをしていく。
夢のような交換日記である。
(寺西ジャジューカ)