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シヤチハタのハンコがゴムからインクを出せる理由

       
子供のころ、不思議に思った。シヤチハタのハンコ(Xスタンパー)は、どうやってゴムからインクが出てくるんだろうって。
手作りした消しゴムのハンコは、1回捺したらインクが薄くなるのに、シヤチハタはそうならない。それが単純に不思議だと。

でもいつからか、そういうもんだよっていうオトナの答えを覚え、特に気にも留めなくなってた。それが最近、興味深い情報を知って、俄然興味が湧いた。なんと、“塩”でゴムからインクを出せるようにしてるというのだ。

シヤチハタと塩、一体どう関係があるんだろう。シヤチハタに話を伺った。

「無数の連続する気孔を作るのに、塩が最適だったんです」

塩が使われるあたりの工程を簡単に説明すると、ゴムを練り、塩を混ぜ、さらに練ったものを、印面がずらっと並んだシート状にする。それを約80度の熱湯に20時間浸けることで、練り込まれてた塩が溶け、溶けたあとにちっちゃな穴がいっぱい残るって仕組み。
その穴づくりの物質として、塩が最適だったってことらしいのだ。

ところでこの塩って、特殊な塩なんだろうか?
「使用しているのは、食用の塩です。それ以上につきましては、企業秘密になります」

じゃあ、塩であいた穴の大きさってどれくらい?
「これも企業秘密です。ただ、印面に近づくにつれ、穴を細かくし、つねに最適な量のインキが出るようになっています」
出すぎることなく、かすれることもない絶妙なインク量は、塩が大きく影響していた。

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2010年5月31日のコネタ記事

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