中でも私のフェイバリットは、布団を頭から被っている状態。アレが、何とも言えない気持ち良さ。しっくりくるのだ。
そんな“布団モグり族”に向けて、新寝具が開発されたそうだ。愛知県の「ヒロエンジニアリング」が手がける、その名も『モグリエ』。
画像を見ていただきたい。別に、ベッド上にそびえ立つ要塞ではない。これが噂の『モグリエ』。
使い方はまず、このU字形の隙間に頭を入れる。そして、その上から布団を被る。すると、モグリエが布団を持ちあげることになり、顔に密着させない。布団の中に小さな部屋を作ることになり、顔との距離(約15センチ)を設けてくれる。顔の前や周囲に、快適な空気空間が生まれるのだ。
それにしても、大胆な形だと思う。こんな斬新な新寝具が生まれた経緯を、同社に伺ってみた。
「冬場に暖房をして加湿器を入れて寝ておられる方がいますが、もともとはその無駄なエネルギーを削減できないかと思い、いっそのこと布団の中にもぐって寝ればあたたかく眠れるのでないかと開発しました」
また、切実な生の声もキッカケのひとつに。
「実は社長の奥様がもぐって寝るそうで、それを解決しようとしたのが始まりなんです。『もぐって寝たいけども、ホントは顔に布団が当たってほしくない』と言ったことが、ヒントになりました」