映画『トランスフォーマー』。もともとは日本タカラトミー社の変形ロボット玩具シリーズがベースになっているようだが、漫画、テレビアニメ、ゲームなどを辿って2007年の夏に実写版としてハリウッド映画になったのはご存知の方も多いだろう。
第一作の興行収入が良かったとみえ、第二作を作り上げ、そして現在ロケが行われている3作目が「最終版」だという。ハイテクな映像技術やストーリー展開で話題になった、そんな映画の「裏」を覗いてきた。
「CGIをふんだんに使っている」というのは映画そのものを観ればわかるのだが、まさか、こうして普通に大規模にロケをしているとは思ってもいなかった。グラフィックのアーティストがせっせとスタジオでコンピューター作業しているんだろう、とばかり思っていたのだ。
実際に破壊されたような場所を作り上げ、黒コゲの車もその場でタッチアップなるペイントも塗られていた。炎や爆音なども実際に観察でき、これが映画上でどう現れるのか、という興味も出てくる。
ユニバーサルスタジオに行ったような気分にしてくれるセットがあっちこっちにあり、通路全体を被害地のごとくメチャクチャに飾って? いる。どうもこの創作被害地は映画ではクライマックスでラストに近く、エイリアンが攻めた後!? という設定シーンらしい。