夏休みの自由研究、全然手をつけてないー!(涙目)

なんて、子どもに泣きつかれて困っている親御さんはいませんか? でも大丈夫。今からでも間に合う、とっておきの自由研究を教えちゃいましょう。


テーマはズバリ、6月に小惑星イトカワから奇跡の生還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」です。このペーパークラフトを作って、ミッション概要をスケッチブックなどに整理。夏休み最後の週末に親子でチャレンジしてみてはどうでしょうか。

用意するものはハサミ・カッター・定規・接着剤・ケント紙・つまようじ・ピンセットなど。接着剤は木工用ボンドとスプレーのりがあると便利です。

まずパソコンのブラウザを立ち上げて、宇宙科学研究所キッズサイトの「宇宙で自由研究」ページを開きます。無料でダウンロードできるペーパークラフトは全14種類。はやぶさだけで3種類から選べます。一番シンプルな「はやぶさ-1」は小学校低学年でも大丈夫ですが、一番難しい「3」は大人でも歯ごたえがありますよ。

保存したPDFファイルはプリンターで印刷します。そのままではペラペラなので、スプレーのりでケント紙に貼り合わせましょう。カッターとハサミでパーツを切り離したら、木工用ボンドでノリシロを貼り合わせていきます。
折り曲げ部分はカッターで薄くスジを入れておくとスムーズです。細かい部分はつまようじの先で木工用ボンドを塗り、乾くまで接着部分をピンセットで押さえておくといいでしょう。

はやぶさが完成したら、次はミッション説明文の作成です。宇宙科学研究所のサイトにある「はやぶさ君の冒険日誌」では物語形式でわかりやすく解説されており、本文にはルビもふられてますよ。宇宙教育センターの「小惑星探査機『はやぶさ』物語」サイトでは、任務の概要や小惑星イトカワの様子などが映像で楽しめます。いやしかし、子ども向けから大人向けまで、日本の宇宙開発関連のサイトは情報が盛りだくさんですね。改めて驚きです。

また東京・お台場の日本科学未来館では、8月26日から30日まで、はやぶさのカプセルやパラシュートの実物が展示されます。ペーパークラフトにミッション概要、そして実物の写真までつければ、先生もきっと褒めてくれるに違いありません!(小野憲史)
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