これらが最近、続々とiPhoneそしてiPadアプリで発売されているんですよ。一人でも多人数でも、さらにネット対戦でも楽しめちゃう。そんな、おもしろさ120%保証付きのアプリ群を一挙紹介しちゃいます。
■ブロックス
小正方形を1~5個つなげたカラフルなピースを使った陣取りゲームです。ボードの四隅からピースを順番においていき、できるだけたくさんマスを埋めた人が勝利します。
■公式ゲーム(RISK)
なぜかAppStoreでは「公式ゲーム」となっていますが、正しくは「RISK」。1957年に誕生した、ファミリー向け戦略ゲームの古典です。プレイヤーは自分の手番ごとに部隊の「増援」→「攻撃」→「再配置」を繰り返しながら、世界征服をめざして領土を拡大していきます。一見すると難しそうですが、増援は領土を選んでタップするだけ。攻撃はサイコロを振って、目の大小で勝敗が決まるなど、とってもシンプルなんですよ。援軍の数は主に領土数によって決まり、領土を広げるほどに強くなりますが、防御が薄くなるジレンマにも陥ります。
■SCRABBLE(スクラブル)
英単語を作成しながら得点を競うゲームで、これまた1948年に誕生した古典的名作です。プレイヤーはアルファベットの記された7枚のタイルを持ち、クロスワードパズルの要領で英単語を作り、ボードに並べていきます。名詞の後に「s」をつけて複数形にする、なんてやり方もOKですよ。タイルに書かれた数字の合計が点数になるほか、色のついたマスに配置すると2倍、3倍のボーナスがもらえます。
■carcassonne(カルカソンヌ)
地形タイルを配置して地図を作りながら、得点を競うゲームです。プレイヤーは1枚ずつタイルを引き、それまでの地形にあわせて配置していきます。
■catan(カタン)
世界最大のボードゲーム大国・ドイツを代表する名作です。ゲームの目的は無人島を開拓して得点を重ね、特定の点数にいち早く到達すること。プレイヤーは毎回サイコロを振り、出目に従って各人が資源を受け取り、家や道路などを設置していきます。建造物の設営には、それぞれ決められた資源が必要で、お互いの交渉で取引できる点がミソ。資源を消費してチャンスカードを入手すれば、特殊効果も得られます。得点手段には大きく「道路をのばす」「家や街を増やす」「チャンスカードでボーナス」の3種類があり、展開に応じて巧みに組みあわせることがポイント。iPhone版ではソロプレイのほか、一台の端末で4人まで対戦プレイが楽しめます。
これ以外にもAppStoreには、おなじみ「モノポリー」をはじめ、多数のボードゲームアプリがあります。なにしろデジタルだけに、ルール判定が厳格で間違いがない。初心者がルールを覚えるには最適です。なお「RISK」、「carcassonne」、「catan」は英語版アプリなので、初心者はリンク先のサイトなどを参考にするといいでしょう。(小野憲史)
一通りコツをつかんだら、iPhoneやiPadで対戦するもよし。一歩進んで、ボードゲームを実際に買ってプレイするもよし。秋の夜長を過ごすには最適です。(小野憲史)