我は神なり!
iPhoneアプリゲーム『Godus』(iOS版/andoroid版)に夢中すぎて鬼ヤバい。
無料アプリゲーム、アイテム課金アリ。
課金しなくても、そうとう遊べる(いまのところ未課金プレイ)。
大地を創造し、民を増やし、文明を発展させるゲームだ。
俺は神様。
プレイヤーは、新世界の神となるのだ。
ゲームデザインはピーター・モリニュー。
1989年に神ゲー『ポピュラス』が400万本の大ヒット。
1995年に『ダンジョンキーパー』、
2013年には巨大立方体をプレイヤー全員が剥がす『Curiosity』を発表。
世界的に有名なゲームデザイナーだ。
『Godus』は、スマートフォン版『ポピュラス』といった感じ。
ゲームが始まると、小さい小さいふたりの人間が海で溺れている。
が、我は神なり、指先ですっとなでれば陸地ができる。
ふたりのノミ人間は、あぷあぷ言って陸地にのぼる。
我が存在をうすうす感じとったのか、ふたりは、ははーって崇拝のポーズを繰り返す。
おお。
画面を斜め上から見下ろし、ノミのように小さき人間を愛でて、気分が盛り上がる。
「大地の創造」カードを入手。
メッセージ指示通りの一本道へたくそチュートリアルはナシだ。
操作を身につけられることが楽しみとなるように設計されている。
指先で、地を伸ばし、地を削り、平地を作る。
開かれた地で人間が槌ふって家を建て始める。
建築者をタップすると、パワーと情報アイコンを表示。
同時に、Katie MayburyとかCraig Plordeとか、個人名も出てくる。
パワーアイコンにはゲージがついていて、最初は「高い」。
がんばって働いておる。
しばらくすると「そこそこ」になり、「低い」になる。
ふる槌も重い。
そして「休みたい」になり、家にもどろうとする。
体をふらつかせながらもどる建築者を神の指先で押さえつけ、パワーアイコンをタップ。
するとパワーゲージが「高い」に!
建築者は、家にもどらずに仕事場に逆もどり。
おそらく設定的には、神の祝福でパワー回復ということなのだろう。
が、やってる感じは、へとへとになった労働者を押さえつけて帰らせもせず眠らせもせず食事も与えず働かせ続けている俺様ゴッド。
神はブラック企業の経営者だったのか。
とか思いながら、やっていくとどんどん家が建ち、信者が増える。
しばらくすると信者の家には赤い球が生えてくる。
たまった信仰心で、どんどん大地創造。
かがり火を解放すると凍った大地が溶け、世界がひろがる。
とかやってると港ができる。
大航海時代である。
島に上陸すると冒険者たちは目的地へまっしぐら(ここで流れる口笛が名曲!)。
うまく整地して冒険を助ける。
このあたり、ちょっと違う遊び心地になって飽きさせない。
テンポがいいのだ。
別の民が現れ、楽しそうにパーティーしはじめ、我が民が信仰心を捨てて寝返ったりもする。
油断ならぬ。
「大地の創造」「祈りの力」「信者への命令」「大きな住居」「岩からの信仰心10倍」「農耕と文明」「神の指」「信仰心の自動回収」「隕石落とし」
強大かつキッカイな力を次々と得て神さまぐんぐん成長。
伸びしろがある神である。
ゴッドやってるとこんなに楽しいのか。やめられないとまらない。
現実世界で忙しくない人に『Godus』オススメ。
(米光一成)