畑にできた“おおきなかぶ”。これを、引っこ抜きたくても引っこ抜けない。収穫に奮闘する一家。最終的には、犬・猫・ねずみにも手伝ってもらい、ようやく引っこ抜くことに成功。おめでとう!
たしか、そんなストーリーだった気がする。
何でそんなことを思い出したかというと、ある商品に巡り合ったから。自分で育て、出来上がったら土から引っこ抜き、大根を収穫するキット。その名も『自分大根』(997円)。
実は以前、コネタで自宅のベランダで苗作りから稲刈りまでをできるキット『自分米』を紹介している。そして今回の『自分大根』は『自分米』と同じく、愛知県瀬戸市の「聖新陶芸」が開発した商品。
そんな同社は、陶器メーカー。それが10年ほど前に“植物を育てる陶器”を販売し始めたのをきっかけに、大根の栽培キットにまで手を伸ばすことになった。
では、この『自分大根』の楽しみ方は?
まず、キットに含まれたポットを用意。続いて、キットに含まれた培養土をポットに入れる。そして、キットに含まれた大根の種を土に撒く。
すると、1週間ぐらいで発芽し始め、3週間ぐらいで本葉が出てくる。種撒きから約2.5カ月で大根が完全に顔をのぞかせるから、ここまで来たらいよいよ収穫の時期! 大根は土の中で大きく成長するので、引っこ抜いた時に達成感を一番強く感じられる野菜。上手くいけば、20センチぐらいの大根が収穫できるという。
これを部屋の中やベランダで試してみると、一風変わったガーデニングとなって楽しそう。「今、家で大根育ててるんだ!」なんて、人が聞いたら“本格派”だと思ってくれるに違いない。
そして同時発売されているのが、ニンジンの栽培セット『いっぽんでもにんじん』(787円)と、カブの栽培セット『私のおかぶ』(787円)。普通にやったらどちらも大変そうだが、キットを使えば楽勝。
これらの栽培キットは8月から発売されており、楽天ショップ、東急ハンズ、ロフト、ヴィレッジ・ヴァンガードにて購入することができる。
作物は、その年の気候によって“豊作”だったり“不作”だったりする。
自分で育てただけに、引っこ抜く時の快感は格別なはずだ。
(寺西ジャジューカ)