カップ焼きそばがタテ型になって生まれ変わった! 今年のヒット商品30にも入賞したエースコックのタテ型カップ焼きそば「JANJAN」。ソースを練りこみ、しっかりと味付けされて美味しく仕上げた弾力のあるめんが特徴で、濃厚なコクと旨みのある焼きそばに仕上がっているそう。


開発販売しているエースコックさんでは、「ながら食べに対応できるように、カップ焼きそばのサイズをタテにしてみた。女性からの『カップ焼きそばは器が大きくて、食べているのを見られるのが恥ずかしい』という声にも対応したところ、良い予想通りになった」と大ヒットに驚いているよう。今年は30億に目標を上方修正したほどの売れ行きですが、他の焼きそばメーカーはタテ型を追随しないのか? そのへんを各メーカーに聞いてみましたよ。

タテ型カップ焼きそばの発売を考えていますか? という質問に対して日清食品さんでは、「特にない。他社製品についてはノーコメント」と、あっさりコメントなし。
明星食品さんは、「即席麺のリフレッシュ製品や新製品は年間1000商品も市場に出ているが、競争が熾烈で翌年まで新商品が残らない。自社製品の開発で精一杯でなので他社を気にしている暇がない。各社独自の技術にあう新製品を考えて、得意分野を伸ばしていけばいいので意識はしていない」そう。タテ型を作るにしても、製造ラインをもっていないのも開発しない理由になっているとか。
ペヤングソース焼きそばで有名なまるか食品さんでは、「タテ型を意識することはまず考えていない。市場性はあることはわかっているが今の段階では(導入は)ない。意識はさせてもらっているが動きを見届けてからにしたい。
なぜならJANJANはタテ型以外にも特徴のある製品なので、どの部分が消費者に受けて、売れ行きが伸びているのかを観察していきたい」とのこと。意外にも、競合と思われる他社さんはタテ型を取り入れる様子はありません。

今後、エースコックさんでは「JANJAN」の味のバリエーションを増やしたり、スープのない麺類として首都圏で人気のまぜそばやパスタタイプなど、スープのない麺料理をタテ型で開発していくそう。まだまだタテ型の旋風は続きそうですね!!
(カシハラ@姐御)
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