受験シーズン真っ盛りであるが、受験生を悩ますものといえば、大量に送られてくるダイレクトメール。毎日のように送られてきて、とてもプレッシャーに感じた。

実は筆者が大学受験生だったときの1年間(数年前だが)、家に来る自分宛てのダイレクトメールをほとんど未開封で一箇所にかためていた。それらを今年の年始にやっと、コネタ記事のための集計を兼ねて処分した。

受験生に届くダイレクトメールは、予備校、通信教育、進路案内・学校情報などの受験・進路関係の案内、そしてスーツ、賃貸住宅、教習所などの宣伝がほとんどだ。あと自衛隊からの案内も届いた。
このうち、受験・進路関係のダイレクトメールは、区切りの時期に一気に届き、受験生を焦らせる。「新学期からはじめよう」「夏期講習」「今からセンター対策」「まだ間に合う」など。
そして大学2次試験の結果発表の時期になると、受験大学の合格発表より前に、予備校の案内が大量に届き、筆者はとても不安になった。「優待生として入学できます」。いや、まだ大学に落ちてなかったんですけど……。

では、年間どれほどのダイレクトメールが届いたのか発表する。

まず質量は全てで約12.6kg。数はハガキ65通、封書・冊子小包146通の合計211通だった。
その内、予備校・通信教育の案内が157通(ハガキ49通+封書108通)で7割以上を占め、続くのが大学・専門学校の案内を含む進路案内・学校情報が39通(同10通+29通)だ。なお自衛隊からは3通(同1通+2通)だった。

さて、大部分を占めた予備校と通信教育の内訳を発表しよう。ただし具体的な名前は伏せる。通数内訳は(ハガキ+封書・冊子小包)。
◇大手予備校:A予備校40通(11+29)、B予備校16通(4+12)、C予備校10通(1+9)
◇地方予備校:D予備校11通(2+9)、E予備校36通(24+12)、その他3通(0+3)
◇通信教育:F会19通(3+16)、G会22通(4+18)
各予備校とも、学期始めや夏冬の講習のころに申込書や冊子が色々入った封筒を送ってきたり、模試を受けた予備校からはゴールドの優待生カード同封の受講案内が来たり……。似たハガキや封書が何通も送られてくることも多く、E予備校は同じデザインのハガキが20通以上も届いた。また、通信教育のFとG両社ともカラフルな大きな封筒が送られてきて、「不合格体験記在中」等あらゆるアプローチのダイレクトメールが……。米国への留学案内もコンスタントに届き、最終的には大きな封筒5通届いていた。

ダイレクトメールは情報として有用な面もあるものの、あまりにも多すぎて迷惑、紙がもったいないというのも本音。
筆者の場合は、どれにもほとんど興味がなく、結局ほとんどが未開封だったし、予備校や通信教育を利用することも(模試を除いて)1回もなかったので、結果的にこれらのダイレクトメールが役立ったのは、今回このコネタ記事を書くのが最初で最後になった。
(もがみ)
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