いずれにしても、一体何のために誰がどうやって作ったのか、はっきりしない。そんな「ワケわからん」像があなたの自宅にあって、言葉を喋ったりしたらどうしますか?
「当社ではこれまで数多くのおもしろグッズを手がけてきましたが、その中でもこれはかなり変な商品だなぁ~というのが率直な感想です」とは、喋るモアイ像『メッセージモアイ』を販売するストラップヤネクストさん。モコッとした外観のフカフカぬいぐるみで、本体背面の2つのスイッチを同時に押しながらメッセージを録音する。で、どちらかひとつのボタンを押すとメッセージを再生するというものだ。
だが、どんなメッセージを録音すればいいのか。モアイに!
「買い物の頼みごとなどいろいろ使い方はあると思いますが、ここは思い切って愛の告白にいかがでしょうか」(同)って、モアイに告白されてもね~でも果たしてどんな気分なのだろうか、ちょっと興味アリ。しかも、このモアイ、口をパクパク、体を動かして(といっても胴体はない)喋る。これ、初めて見る方には、かなりインパクトがあるだろう。
ちなみに、どんなユーザーにお勧なのか。
「う~ん、面白いものが好きな人にお勧めですかね」(同)。納得です。ふつうはそれしかないだろう。
たとえば、怖くて近寄り難い生真面目な会社の上司の机の上に、『メッセージモアイ』を置いて、「いつもありがとうございます」などというゴマ擦りメッセージを喋らせるとか。もしかして、これをきっかけに上司とのコミュニケーションが良くなり、サラリーマン人生の将来が切り開けたりして(逆効果の場合もあり得るので要注意)。
モアイの神秘的な力を信じている方は、願い事でも喋らせてみてはどうか。
(羽石竜示)